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uisan4869/小説
2021年7月30日 12:14
青春を謳歌する学生たちの笑顔は爽やかで華やかな空気を身に纏い短い4年という年月を友人たちと過ごしていく。私にも、そして周りを歩く見知らぬ人々もそんな時代はあったはず。楽しい記憶、苦しい記憶、悲しい記憶。様々な記憶がある中でもし自分自身の中にある記憶が苦痛や恐怖だけだったとしたら、その人はや内側から理を破壊、拒絶し最後には壊れてしまうのだろうか。都内某所のとある大学。私からしてみれば10年近く、
2021年7月10日 11:41
灰色のぶ厚い雨雲の上には澄み切った青空が広がっている。そんな当たり前の事でも、実際大人になってその事実を知るまでは嘘だと思っていた。大人になった今でもそう。真実を知らなければ人間は無知なままつまらない一生を送ることになるだろう。だが、この世には知らなければよかったと思うことも存在することを忘れてはいけない。未だ薄暗い早朝から世界を包む厚い雲と視界を阻むけたたましいほどに降り続く雨はまるでそこ