第十章「みんなで炎上開発をしよう」
何度も行われる仕様の変更。開発終盤で発生するゲームの根本的な見直し。締め切りはそのままで、大きめな機能の追加。バグだらけでプログラマー本人すら確認していない実装。仕様書が無い。更新されていない。変更の共有が無い。引き継ぎが無い。ディレクターが離脱。疲弊していくプロジェクトチーム。膨れていく開発費。離れていくプロジェクトメンバー。
このような炎上開発を私は何度も体験しています。何とかしようと上層部に改善案を提出しているのですが、会社は行動どころか考えようともしません。
これはもう「炎上開発大好き。永遠にやっていくよ」という決意の表れですね。良いでしょう。そんなに好きなら、スムーズに炎上開発が出来るように仕組みをまとめておきます。ポイントを押さえると必ず炎上開発ができるので是非やってみてください。
Let's 炎上開発!
炎上開発の様子を、〝現実の建築〟に置き換えてみるとヤバさが分かりやすいです。
時系列にするとこんな感じ
「発火要素」の部分があればあるほど燃え上がります!
最大のポイントはここ!
炎上開発は、いかに素早く本番制作に入るかがカギです。
一気に人員を増やしましょう。そしてとりあえず何か作りまくってください。作りながら色々考えればOKです。
面白くなるかどうか見えない状態でこのゾーンに入れば、あとは成り行きに任せるだけ。確実に燃え広がります。簡単ですね。みなさんも是非どうぞ。
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UIデザイナーをやっています。 UIデザイナーはプランナーと深く関わる職業です。日々のやりとりの中で、ずっと思っていることを記事にまとめま…
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