見出し画像

今、会社を辞めようか悩んでいる人へ

退職してからの気づきがありすぎて。2020年7月に約10年勤めた会社を辞めた私が、「辞表を出す前に気づいてれば・・」と、悔やんでいる主な点をまとめてみましたので、今悩まれている方、お願いだから読んでーーー。


~私の退職理由① 人間関係~


(辞める前)こんなレベルの低い人たちとはもう働けない

(辞職後の気づき)人を変えるんじゃなくて、自分が変わるべき

------------------------

私はチームリードのような立場で、自分も案件を持ちつつ、4名の後輩(年齢は私と同じか少し上の、社歴は5年以上あるミドルエイジメン)の仕事をチェックする立場でした。

「なんでこんなこともできないんだろう?」

「こんなクオリティの仕事をして恥ずかしくないの?」

彼らに対しそんな風に思うことが多々あり、そのまま厳しく指摘することもしばしば。その時の私に知らせたいのは、”相手の反応が自分のコミュニケーションの成果”だってこと。

ただただ責める野暮な方法では、誰も、何も変わらない。「うるせーな」で終わって当然だと、今ならわかります。

「お子さんが生まれたばかりだし、疲れていたのかな?もしそうなら、自分がカバーするから、有休取るように勧めてみようかな」

「この間もミスがあったし、プレッシャーで硬直しちゃってるのかもしれないな。一言、大丈夫だよって声をかけてあげよう」

相手を観察して、心を軽くしてあげる。笑顔でいる。人に好かれる。怒らない。許す。これだけで、どれだけチームの雰囲気を良くすることができただろう。

もし、人間関係で悩んでいるなら、まず、”北風と太陽”でいうところの太陽になることをおすすめします。嫌な上司がいる場合でも、

「仕事のプレッシャーや家庭の問題でストレスが溜まっているのかもしれないな。もしくは自分に自信がないのかな?」

なんて想像してみると、”自分を苦しめる嫌なヤツ”から”必死で生きてる生身の一人の人間”に変わって、相手を許せるかもしれません(Casaの社長みたいなのは無理ですけどね~)。


それにね、言葉って本当に運命を左右するものだとつくづく身をもって知りました。会社にいた頃の私は、何かと「~さんのここがダメ、あれがダメ」と、嫌な言葉ばかり上司に吐いていました。シンプルに考えて、そんな場の空気を汚す人が、仕事の質を上げる原動力になれるわけがないんです。

口にするのは、人を幸せにするための優しさと思いやりのある言葉だけにできていたら・・。ミスをただ叱っちゃいけない。その背後にどんな事情や解釈があったのか理解してから、本人が「ああ、この人にこんな思いをさせちゃいけないな」って思える言葉だけを使えば、きっと状況は好転していたはず。


~私の退職理由② お金に対する罪悪感~


(辞める前)こんなに楽して稼いで、この状態がいつかなくなることが怖い

(辞職後の気づき)考えても分からない先の不安に突き動かされるなんて、おバカさん

------------------------

10-18時勤務で残業ほぼナシ。長年同じクライアントのために慣れた仕事をこなしつつ、なかなか良い給与をもらっていました。普通に考えたら幸せ、ですよね?

ですが、いつの間にか

「私、楽してお金もらって、こんなオイシイ状態が続くわけがない。お金は苦労して稼ぐものなのに・・!

という不安で心がいっぱいになってしまって、もう辞めるしかない!という思いに駆られてしまったのです。嘘みたいな話ですが、本当です。

自己肯定感とお金に対するイメージは潜在意識レベルで深く結びついています。だから、もし心のどこかで自分を認めてあげていない場合、本来、喜びをもたらすはずの入ってくるお金を「不相応なもの」「いつかなくなるという恐怖を植え付けるもの」「罪悪感を呼び起こすもの」に脳が勝手に書き換えてしまうのです。

もし今同じような気持ちで退職を考えている方は、「私にはこの報酬をもらう価値がある」「私にお金が集まってくるのは当然☆」だと自分に言い聞かせましょう!だって、あなたは本当に価値のある人間なのですから!

どうか、目に見えない、考えたってわからない将来のボヤっとした不安に心を奪われないで。今目の前にあるものを大切にしてみてください。


~私の退職理由③ 将来性~

(辞める前)ここではもうやり切った。成長の余地がない

(辞職後の気づき)もっと社内外で新しいことに挑戦できたかも

------------------------

約10年ほぼプロセスが同じ仕事をしてきて、「ああ、もうお腹いっぱい」状態だった私。今後は私たちが手で行っているサービスをSaaS化するのに合わせて、従来のカスタマーサービスからカスタマーサクセスへと職務が変わっていくよ、的なことを伝えられていましたが、「ふーん」としか思っていませんでした。

ですが、今こうして丸裸で求職者になってみると、今を時めくカスタマーサクセスの経験があるのとないのでは、人材としての価値が異なってくるわけです。辞める前からこのことはチラリと頭にありましたが、この時は人間関係の悩みと不安が、ど根性ガエルのピョン吉のごとく私を退職へのデスマーチにそれはもう強い力で導いていたので深く考えることができませんでした。

それに、そこまで自分が追い詰められていたのは、社外で「遊び」をしなかったからかもしれません。おしゃれや人と話すことが大好きなので、パーソナルカラーの資格を取ってストアカでサービスを売ったりだとか、とにかく自分を使い倒して楽しむ!って意識がなかったことも、退社してから悔やんでいることの一つです。

安定した収入がないと、そういった資格取得も一気にハードルが上がってしまいますからね。

ということで、古臭い会社でもう成長の余地なんてないぞ?という方も、デジタルトランスフォーメーション全盛期の今、社内でそういった取り組みがないかを確認したり、「自分は何をしてる時がキュンキュンする?」って考えてみて、本業以外の楽しみを見つけてみることをおすすめします。


最後に

辞めるのはいつでもできるんです。なので、まずは今この会社で本当にもう自分を高める余地はゼロなのか?会社に貢献できることはないか?今の状態で自分を楽しませることはできないか??と心ではなく冷静な頭で考えてみることを激しくおすすめします。

今回は本当に、言葉の力を侮ったり、心を不安に持っていかれるとどうなるか・・ということがよーーくわかりました。こんな時代ですからね、感謝の心や自分は価値ある人間だ、という意識が欠けていると、あれよあれよと不安が心に忍び寄ってきて、人生が乗っ取られちゃいますから、お気を付けて!!

ふふふ、今、結構苦しいです。すべて自分の蒔いた種だから、余計に。同じような後悔を誰にもしてほしくなくて、投稿してみました。

------------------------

下記は私に気づきをくれたもの/方々。よかったら覗いてみてくださいね!心がふわっと軽くなりますよ。

NLP(無料レポートを読んで、体験講座にお邪魔しただけですが、目からウロコがぽろぽろと。すごいです)

中村天風さんの名著(大学時代にえらく感銘を受けて、「ここに書かれているような人になりたい!」って思っていたのに、すっかり忘れてしまっていたなぁ)

読むと元気になる、ありがたい斎藤一人さんのブログ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?