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はぜかけ と こめつぶ

うごく街メンバーの五十嵐です。

もうお茶碗に米つぶを残したりしない」

昨秋の話になりますが、うごく街のフィールドである南アルプスの棚田で稲刈り後のはぜかけ作業をしました。うごく街では子供連れの家族参加メンバーも多く、「農業体験」ならぬ「リアル農作業」を現地農家さんと一緒に体験した子供たち。

「リアル農作業」を体験する子供たち

はじめのうちは「カエルがたくさんいる!」などと騒ぎながらワイワイやっていましたが、そのうち永遠と続く作業に没頭する中で次第に無口に。そんな体験をした子供たちは「もうお茶碗に米つぶを残したりしない」と自然と口にするようになりました。作業指導をいただいている現地農家さんが、はぜかけ作業でこぼれ落ちてる稲穂を丁寧に集めている姿をみて、稲穂につくお米の大切さを感じたのか。いくら「お米を残してはだめ」「綺麗に食べなさい」と言ったところでその理由はいまいち分かりにくい。様々な場面でそれこそ大人が食べ残している場面を目にすることも多いでしょう。そんな環境の中で子供たちにスイッチを入れるためには農作業の手法を教える体験サービスではなく、農業を生業にしている農家の方に触れる機会ではないでしょうか。

2022年10月のはぜかけ作業風景(南アルプス市)
2022年10月のはぜかけ作業風景(南アルプス市)

これからはそんな肌触り感のある体験に価値があるはず。そんな想いを信じながらうごく街メンバーは日々活動しています。今年も新たな稲を植えるための準備を着々としていますので、また近日ご報告します!

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