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足部と歩行の関係と実際~理論編~

形態構築における足部と歩行

自然立位形態は左右非対称の形態であり足部は右内反、左外反(右と比較して外反と表記しており、比較していなければ内反)の形態を呈している。

これは脛骨の捻転角と相関し、右脛骨は左に比べ外捻していることから右内反優位の形態となっている。
さらにこれは骨盤を右回旋位にさせる働きがあり、歩行においてとても重要な機能を発揮する。

実は歩行の第一歩は右脚から振り出すヒトが多いのであるが、これは骨盤が右回旋位にあれば左回旋の動きを形成しやすくなり、歩行動作の流動性を高める要因になる。

骨盤の左回旋を伴った右脚の第一歩は歩行の運動エネルギーと位置エネルギーの転換を効率よく行えるのであるが、この時の足部は左外反位から内反の動きが必要となる。この動きが形成できると歩行機能を高めることができる。

(こうした形態構築の詳細を知りたい方は勉強会の情報案内をメールでお送りいたしますので当院ホームページのお問い合わせページより、その他をチェックしていただきご相談ください)

しかし、こうした内容はあくまで一般的な立位形態の話であるため、臨床では目の前の人はどうなのかを確認・評価する必要がある。

今回の「足部と歩行の関係と実際」では、私が普段行っている評価方法に触れ、実際のアプローチ方法までを提示していく

是非臨床で試していただき、ヒトの身体機能の奥深さや楽しさを体感していただきたい。

まずは、輪ゴムを1本使った評価方法を紹介していく。

次回をお楽しみに(*^-^*)

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