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五兎を追う男

連休もあっという間に終わりましたが、昨日は仕事もそっちのけでついエスペラントを眺めておりました。一度やりますと言った以上、ここでやめるのはもったいないしだいぶお金使いましたしね…

先月、日本エスペラント協会には会費を払いまして入会しましたし、昨日は『日本語エスペラント辞典第3版』(東京:JEI)をめくっていたら、気が大きくなってしまってこれはもうせっかくだから『エスペラント日本語辞典』も買ってしまえということで注文のフォーム送ってしまいましたし。ここまで課金したからには…

と思いながら書棚に目を向けると、ロシア語辞典が恨めしそうな顔をしてこちらを見ている気がするから困ってしまいますよね…

そう、ロシア語も今後の「テュル活」を考えるとほったらかしにはできないと思っています。今そのテュルク諸語の中で気になっているのが、北コーカサス地域のテュルク諸語なのです。同じく先月、カラチャイ・バルカル語についての話題を扱ったことがありましたが、

北コーカサス地域といえばカラチャイ・バルカル語のほかにもノガイ語、クムク語といった名前が思い浮かんできます。

2年以上もnoteをやっていると、えらいものでこういった話も一度やっているんですねえ…我ながらアンテナも話題も広がったなと思います。それがいいことなのか悪いのなのかは微妙なところですが(なぜといって、本業がそっちのけになりがちだからね!)。

で、このあたりの言語に触れようと思うと、やはりロシア語が媒介言語としては欠かせなくなってくることは間違いないです。トルコ語からでもある程度これらの言語にアクセスできないことはないのですが、やはり文献の数が全然違うということはありますからね…。

アゼルバイジャン語のお仕事が喫緊のタスクなのは相変わらずですが、この言語をやっているとペルシア語にも食指が向かうということはありました。とんでもない影響を感じたからというのがその理由です。

トルコ語をメシのタネにしていた人間が、どうしてまた突然ペルシア語だとかロシア語だとか言い出したのか、と不思議に思われる方もひょっとしたらいらっしゃるのかなとは思うのですが、ここ数年でそれなりに自分が興味を持つに至った動機というものはあったのです。

それはいいとして、結果として二兎どころか、私はいったい何兎追いかけてるのか…トルコ語アゼルバイジャン語、ロシア語エスペラントペルシア語…二兎を追うものは一兎をも得ず、とはよく知られたことわざです。じゃあ五兎だとどうなるでしょうか。まして、その先にいる北コーカサスのテュルク諸語も入れると…?

奇しくも兎年の2023年、果たして結果やいかん。一兎たりとも得られなくても、まあそれはそれでネタとして昇華できればそれでよし、くらいのノリで今年も昨年同様欲張って生きていこうと思います。Mi volas paroli la lingvojn.

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