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【テュル活】テュルク諸語から入る『星の王子さま』(7): クムク語版来たる(前編)

この記事を書いたのが、ちょうど3週間前でした。

そして昨日、ついに現物がマハチカラ(ダゲスタン共和国の首都ですね!)から届きました。ツイッターでも書いたのですが、おそらく人生で初めてロシア連邦からの郵便を受け取ったということになります。

切手がかっこよすぎる…!
スタンプもかっこよすぎる…!
切手にはいたるところに「ロシア」と書いてあるようですから、なるほどロシア連邦内の共和国であれば、ダゲスタンだろうとタタールスタンだろうと、たぶん少なくとも連邦外の国への郵便にはロシアの切手を貼るということなんでしょうかね。この辺詳しい方がいたらぜひ教えていただけるとありがたいところです。

さてさて、クムク語版の『星の王子さま』です。まさか、本当に手に入れることができたとは。Book Depositoryでも売られていない言語でしたから、先の先行記事でも書きましたがどうやったら入手できるかというので途方にくれていたところでした。

それで、ツイッターのフォロワーの方々から「訳者の方に直接コンタクトを取ってみては?」というご提案を信じて、直接メッセージを送った結果のこの大勝利なわけです。うれしくないわけがないではありませんか。

何事もやってみるものだ、ということでしょう。

そんなわけで。さっそくクムク語訳者であるヌリヤーナ・アルスラノワさんにクムク語版到着の御礼をメッセージで書きました。聞くと、彼女自身も多言語『星の王子さま』を集めていらっしゃるとのことで。

せっかくのこのご縁です。こちらから日本語訳の本をお返しとして送らせていただいても、バチはあたりますまいね…?

ということで、善は急げとばかりに、日本語版を手に入れることにしましょう…さてしかし、どうしたものか。昔ながらの内藤訳がよいのか、はたまた別のがよいか。

いずれにしても、これでまた一つテュルク諸語のコレクションが増えたというその事実がただただうれしいのでありました。この喜び、どうみなさまにお伝えしたものでしょうね…?

ウズベク語版の入手も難儀しましたが、入手の難易度でいえばクムク語のほうがさらに上だったような。なんせ面識もない訳者の方に突撃していくというのですから。

だがこういうことは、思い切ってやってみることで成果が得られるという典型的な出来事であった、ということだったでしょうかね…。

マハチカラ、がぜん行ってみたい街リストにあがってきました。テュル活を進めるというのは、行きたい場所が増えたり、やってみたい言語が増えたりするという副作用があるのが厳しいところだ…。

まあそういった次第ですが、ともかくもクムク語ゲット。この喜びはやはり書いておかねばなりませんでした。で、肝心の「クムク語とは?」という話は次のエントリーでやってみたいと思います。ダスヴィダーニャ!

※2021年10月24日、「後編」を更新しました。クムク語に少し言及しています。こちらのほうもぜひよかったら。

プロジェクトは、まだまだ続く!

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