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【テュル活】マハチカラに我が願い届きし

先週末の自分の誕生日の前日。実はいろんなことがわが身に起こっていました。そのうちの一つが、『星の王子さま』収集にかかる心の叫びを書き記したその後のこと…

この後、ツイッターのとあるフォロワーの方から、「直接クムク語の翻訳をされた方に連絡を取ってみては?」とコメントを賜ったのです。別のSNS経由でしたが、なるほどその方こそ、『星の王子さま』クムク語の翻訳者だというではありませんか…!

こういうときにひるんではいけない、というのがこの40年余り生きてきて得た教訓。

ダメ元でフレンド申請しつつ、自分の素性を明かしつつ、「クムク語の翻訳をなされたとか、実は私テュルク諸語の訳本を収集しているのですが、ひょっとしてご自身が翻訳されたその本を一部お持ちではないでしょうか」と。

ちなみに、英語でメッセージは書きました。残念ながらまだロシア語をこういうことで書き記す語学力は私には備わっていないのです!

そしたら。どうなったと思います奥様方????


訳者の方から、即答ですよ。即答!!

もちろん持っています、というお返事。なんと、それならぜひ一部購入させていただきたいのですがよろしゅうございますか、とすぐに返信しました。

あとはとんとん拍子。こういうとき、PayPalで送金できるというのはありがたいことでありました。取引成立、送料込みで一部購入する運びとなりました。本にはぜひサインを、ともお願いして。こちらもご快諾いただきました。

なんという僥倖。というわけで、実際に届くのが何週間後になるかはわからないのですが『星の王子さま』、クムク語版(も)待ちとなっている次第なのでございます。

クムク語。そう、これもテュルク諸語の一つなのです。ロシア、ダゲスタン共和国(首都はマハチカラ。この都市名の響きがまたイイじゃないですか…!)などで話されています。

話者数は50万人弱とそれほど多いとは言えないですが、もちろん立派なテュルク諸語の一つ。

それにしても、何度も書いていることではありますが…。
こうやって今まで直接触れたことのないテュルク諸語に触れていくというこの感動というか感激というか。
カラチャイ・バルカル語なども先日訳本が来たときは感激したものですが、今回の経緯はなんといっても直接訳者の方とやりとりした結果の成果ですから。手に入ったらどれほどうれしいでしょうか…!

当地の郵便事情などがどうなっているか不安はありますが、無事に届くことを祈るしかないですね。届くも届かぬも、それがkısmetというものでしょうから。

収集の旅、まだまだ続きます。オレたちのテュル活は終わらない…!

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