【研究日誌】ツングース諸語概説書にて、再びご尊名を見つける
Routledge社から出ているLanugage Family Seriesという語族ごとの言語学的な特徴を記した書籍があります。テュルク諸語(Turkic languages)版も1998年の初版に次いで2021年末に第2版が出版されていまして、後者のほうはいろいろトラブルもあり、入手にずいぶん苦労したものです。
さておきまして。今回はアルタイ諸語全体にもそのうち目を向ける必要があるだろうということで、上記Lanugage Familyシリーズのツングース諸語版を入手した次第です。実際、当該諸言語の研究をしている知り合いはわりにたくさんいるのですが、ツングース諸語そのものに自発的に触れたことはほとんどなかったのです。
さっそくページをめくってみると「ウイルタ語」(Uilta)の章が、津曲敏郎先生と山田祥子先生ご両名のご執筆になっていることに気づきました。山田先生にはまさにそのLPP蒐集で昨年お世話になったばかりで、津曲先生については以前もnoteで言及したことがありました。
ご生前、一度しかお会いする機会はありませんでしたが、心強い激励を賜ったことでした…あれからもう14年も経過しているのかと思うと、果たしてその後自分は何をしてきたんだっけなと若干申し訳ない気持ちにもなりはしますが、改めて気合が入るというか、何かテュルク諸語研究に足跡の一つでも残せるようにしなきゃいけないなと決意を新たにしたいところです。
とはいえ、決意が改まった…だけでは本の価格の「モト」が取れませんからね…とりあえずざっとでもツングース諸語の概要をつかんでおきたいところではあります。
この手の書籍は長崎の公的な図書館でもなかなか簡単に手に取れませんからね…ありがたく拝読いたしたく。
※追記
この現象…既視感が…
あ~…
これかぁ~…
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