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ルームシェアの思い出

またまた昔話で恐縮ですが、2004年に留学した時の話を少し。ちなみにトップ写真は、最初に泊まったアンカラのとある安宿から撮ったアンカラ城の遠景です。

運良く公的な奨学金を得て、トルコに短期留学したのは2004年2月。寒い時期にアンカラを訪問して、大学の2学期分、8ヶ月ほど滞在しました。

1年弱という短い間の留学ではありましたが、自分にとっては貴重な経験だったのはもちろんいうまでもありません。何よりトルコ語を頻繁に使う絶好の機会でしたし、語学学校と大学の授業(これは少なかったけど)とで、それなりに鍛えてもらったと思います。

渡航当初は、居住するあてがないままに入国したので、最初の2週間弱くらいは旧市街の安宿に滞在していましたが、安宿とはいえずっと泊まっていると資金が底を尽きてしまうというので、急いで住むところを確保しようとしたのを覚えています。

学生寮があるからそこに住める、という話だったのですが、いざ話を聞きに行ってみるととても面倒な手続き、それに10人部屋しかないと。おまけにこちらもトルコ語が当時それほどしっかりできたわけでもなく、職員たちと会話するのすらずいぶん難儀した思い出があります。

とてもじゃないけど、集団生活をしたことすらほとんどない自分にとってそれはきつすぎるなと思いました。それで、国立の学生寮に入るのは早々に諦めて、ツテを頼ってルームメイトを募集していた知り合いの知り合いの借りていたアパートの一室をお借りした次第でした。

なんせ住む場所を決めないと、滞在許可の申請すらできないのです。運良く話が決まってよかったなと今になっても思います。当時のルームメイトたちには感謝しなければ。

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noteで、もうこの写真は出したのでしたっけ。そのアパートに滑り込んだ初日に、記念で撮った自分の部屋です。

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