見出し画像

本を買うのも難しくなってしまっとるのかッ

『星の王子さま』蒐集の副作用というべきなのかどうなのか、中身について見てみようと思ったらどうしても辞書が欲しくなります。欲しくなるでしょう?そして欲しくなったら、手に入れようとするのがテュル活民というものでしょう!!?

テュルク諸語それぞれには辞書が出ているものもあれば、もちろんまだそれがないものもあるのですが、私が蒐集したテュルク諸語訳本のうちのひとつ、カラチャイ・バルカル語についてはどうやらトルコ言語協会が辞書を2020年に出版しているらしいということまではつかみました。

で、問題はここから。直販のウェブサイトからは日本国外から買い物ができなくなっており、事実上入手が大変困難になっているのです。

上記画像は、トルコ言語協会販売サイトの「ログイン」画面のスクショです。

ここの2つ目の欄、"TC kimlik No"というのがありますでしょう。これ、「トルコ共和国ID番号」のことで、要するに個人に与えられる番号、日本でいえば「マイナンバーカード」に相当するんですよね。

で、ここを入力しないと買い物ができないということになっているわけです。実際ここ、空欄で登録しようとしたらダメだったし。

これは困った。

いや、実は以前も「方言辞典」4巻本というのを買いたくて同じくログインに困り、こうなったら…というのでアンカラの知り合いの古書店に代理購入と日本への輸送を依頼したことがあったのです。

が、重量のせいなのかどうだったか、とんでもない送料がかかるけどそれでもいいのか?と連絡をもらったことがありまして。方言辞典に関しては、オンラインでも使用可能なんだから当面それで我慢したほうがよくないか?とも言われたので、まあそりゃそうだね…しばらく我慢するわ、と返事したことがありました。

そうか、それを考えたら問題はその時から変わっていないんですね…。

えー。また本の価格より数倍(下手したら10倍くらいになりますからね!?)高い送料払って、なにがなんでも取り寄せるのー???

あるいは別の方法を考えるか、ですか…ただ「別の方法」、知り合いに迷惑をかける形になるんですよね…どうしても。

とりあえず、トルコ言語協会の中の人で、アンカラ時代に知り合った研究員の方が一人いるので相談のメールは送ってみました。はたしてなんとかなるのか、はたまたどうにもならないのか…

いやーそれにしても。パンデミックの影響なのかどうなのか、物流にもとんでもなく影響があるなということを痛感する昨今。先日も、トルコから日本への郵便は受付をストップしたのだそうで…

ちなみに国は違いますが、ロシアのダゲスタン、マハチカラに送った荷物もまだ届く気配はなさそうですしねえ…

2022年2月8日に検索してもこれですからね!

もう3か月以上は経過してる計算ですけどね…。届くのかな?本当に。あちらからの郵便は1か月しないうちに届いたのに。不公平にできてますよねえ…

そんなわけで本や辞書を買うのも難儀している、という近況です。

民間の書店のウェブサイトから買えるものならまだ入手しやすくなるだろうとは思うのですが、国の機関などが発行したもののほうが、意外に入手が簡単ではないという話はたしかにないわけでもなかったっすわ、そういえば…

この記事が参加している募集

わたしの本棚

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。Çox təşəkkür edirəm! よろしければ、ぜひサポートお願いいたします!いただいたぶんは、記事更新、また取材・調査のための活動資金に充てさせていただきます。