灼熱の太陽

 夏が僕らを殺しに来てる。。梅雨が好きなわけではないけど、もう少し頑張ってくれても良かったんじゃない?と思われるくらいに今年の夏はやばい。アスファルトが割れるくらいだから。四季が豊かな日本ですが、それでも年々夏の存在感が増している。いや、春と秋の繋ぎ目がだんだんと短くなってきてるのか。もちろん夏は好きだけど、命の危険を感じてまでと考えると、いやちょっと待てよおいってなる。頑張るんだよ、他の季節。

 夏が来ると思いだすのはインターハイ、ロッキンジャパン、受験勉強、花火、祭り、オクトーバーフェスにBBQ。暑いのに何で外に出たがるのか。それは夏が夏たるゆえんではないだろうか。

 ジョギングもしてます。熱帯夜ランにリップスライムの熱帯夜。仲良くなかったのは悲しいけど、それと曲とは関係ない。あの日本語ラップで救われてきて楽しかった青春時代。まだまだ続いて欲しい。夏のラップは印象深い。イケナイ太陽、夏の思い出、2000年代のジャパニーズヒップホップはポップでセンセーショナルだった。どの音楽よりもノリが良くて行けてる感じがしてた。常夏の楽園に、ビーチボール。少しエロい歌詞もご愛敬。カラオケで歌う時、ちょっとだけ女子の眼を気にしながらも家ではラップと声色の練習をしていた。ソールドアウトは難しかったけど、ノリでなんとかしてた。

 高いかき氷もいいけど、縁日で売ってるような、食べた後にベロが真っ青になるくらいのブルーハワイが好きなんだ。時々練乳もかけてもらって。楽しいよね。当たらない射的もくじも、救えない金魚も。

 暑いのに何で外でビールを飲むのか。それはね、そうするほうがビールが美味しいからだよ。不思議だ。熱いはずのBBQをなぜ熱い外でやるのか、そうするほうが肉が美味しいからです。それが夏の魅力。

 どろどろのバニラアイスクリームを舐めながら歩く井の頭公園はどんな気分だったっけ。大学生の夏。カップルで行ったら別れるって噂の公園で焼き鳥を食べて、二人で歩いた。確かそのあとすぐに別れた気がする。ジンクスは怖いね。

 田舎の夏はただ縁側でスイカ食べてぼーっとしてた。時々友達が遊びに来ては山に走っていった。そんな時代もあったっけ。いつだろう。今が大切。もうやってきた32歳の夏。もうすぐ僕は33歳になるよ。どんな季節になるのだろうか。何か面白いものに出会えたらいいな。って思って、さっさと仕事を終わらせる。

 暑い今日は気になるあの子とデート。どうなることやら。

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