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また私が読み返したいと思える記事をまとめています。
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#ショートショート

「それをやってはいけない」と神様から言われた話 #一歩踏み出した先に

ねえ、何か嫌なことされたら、やり返す? やり返さない? やり返したらどうなると思う? 「やり返した」人が体験した不思議な話を元に創作しました。 ※ この記事は宗教とは関係がありません。 *** 黒歴史ある日、会社員Aは、同じ課で働く同僚Bが自分の悪口を言っていたことに気が付いた。どうして気が付いたのかの詳細は省くが、思い込みや勘違いではないことは確実で。 しかも、仕事でBに話した内容を、悪意から大きく改変し「Aってこんなこと言っているんだよ。こんなこと言うようじゃ、

「ショートショート」初恋のギフト。

私の視線は天邪鬼だ。 見る。視線を逸らす。そしてまた見る。 自然と。でも時々故意的に。 見てる時はだいたい無意識。 無意識だけど、気持ちは暖かい。 寒い冬を暖かくするのは凄い事だと思う。 教室の机に肘を置いて手に顔を載せる。 こうした方が見つからない。凄く自然。 展望台になったかのように目を光らせる。 でも、あまり光が強いと気づかれてしまうから、 そっと悟られないようにそっと。ただただ見てる。 誰かと話している。女の子だ。 笑顔を向けないで。こう思う自分は嫌な女だ。 で

ショートショート「みんなで動かない」

今週もこちらの毎週ショートショートnoteに参加してみました。 みんなで動かない 会社の一部の人間に、無視され悪口を言われ続けていた。 つらい、会社行きたくない、そう思っていた。 ある日夢を見た。 そこは会社の中。いつも通りの光景。 いつも悪口言っている奴らが書類棚の脇に集まっていた。 でもいつも通りではないのは、みんな人形のようにぴたりと止まっていることだ。彼らがわたしのことを意地悪く笑っている姿で止まっている。 わたしは、 「悪口を言う彼らは人としての成長が止ま

【空白小説】『コンテストにチャレンジだぜ!その2(アマギフも貰えるらしいよ...前も言ったけど)』

どうも、お疲れ様です。ミックジャギーでございます! GW真っ只中。皆さんいかがお過ごしですか? ワタクシは相変わらず賞金が振り込まれないので(上の前回投稿を読んでケロ)コツコツと空白小説を作ってましたよ。【吾輩は猫である】から始まり、【名前はまだない】で終わる掌編小説です。その中身を埋めるんですな。 でも、先立つものが無いとどうにもならないですな。この金の無さをバネにして新たな賞金をゲットしたいなぁ..お腹いっぱいご飯が食べたいんです、って今はいつの時代なんですかね。まだ昭和

空白小説Twitter投稿まとめ1~8【ショートショート(500字)×8作】

1. ”猫には9つの命がある” 2. ”あの猫の名前” 3. ”猫じゃなかった” 4. ”本屋にて(A面)” 5. ”本屋にて(B面)” 6. ”ワレワレと猫” 7. ”ワガハイといえば悪魔” 8. ”本屋にて(C面)”

【空白小説】『コンテストにチャレンジだぜ!(アマギフも貰えるらしいよ)』

どうもお疲れ様です、ミックジャギーでございます。 あの、いきなりなんですけどワタクシ、少し前に某公募に入選したんですよ。 それで、ちょっと賞金を頂ける事になったんです!ありがたいですよねえ。 で、思わず財布のヒモが緩んじゃいましてね。 賞金が入るから、欲しかったアレを買っちゃおうとか、たまには美味しい物食べたいなぁ.. 賞金入るから食べちゃうか!って。 ちょっと普段より出費が増えちゃいまして。 賞金が入るから、まあいいじゃないですか。 でも、一週間経っても、二週間経ってもお相

【詩】無色透明

精一杯言えないものを抱えて生きてきた モノクロの世界で十分に生きて来た 必死に笑顔を作って君の答えにいつも答えたんだ 皆にだって本当のことなんて言わないで 聞き逃さないように言葉尻に注意を払って 僕の答えが消えそうになったとしても 君が笑えるために僕が消えても 僕がたとえ無色になっても ただ認めて欲しかったから それだけのために 自分の色を皆に見せる前に消すんだ 自分を殺しながら 影を抱えながら 僕がここにいるって 叫ぼうとするたびに 僕はどんど