うえりの激ヤバ恋愛遍歴⑧

だいぶ間が空いてしまいました。
⑥⑦からの続編です。

思い立ったら即行動

中学・高校と部活にも入らず誰とも喋らない暗黒時代を過ごした自分は、「自分を変えたい」と思いボート部に入部。
そこでさまざまな人との出会いがあり、初めての後輩ができました。
特によく話したのが、1学年下でミスチルが好きなマネージャーのサトミです。
中高男子校で女子耐性がない自分は、おごられに来たり、マネージャーとして慕ってくれるのを見て勝手に勘違いしてしまい、感情が膨れ上がってしまいました。
そして夜行バスの中でいろいろとぐるぐる思考を巡らせているうちに気づいたのです。
サトミのことが好きなのだと。

思い立ったたら即行動、気になることはすぐにハッキリさせないと気が済まない性格の自分は、すぐにサトミにLINEを入れ、翌朝のマネージャーミーティングが始まる数十分前に来て欲しいと伝えました。
マネージャーミーティングは学食のある建物で机を囲んで行われるのですが、まだ朝の学食の営業もスタートしていないような早い時間。
しかもその開始時刻よりも早く読んでいるので、7時になってるかなってないかぐらいのかなり早い時間だったと思います。

午前7時、学食にて

誰もいない学食で2人きり。
2人に緊張が走ります。
正直めちゃくちゃ緊張していたので何を喋ったのかはあまり記憶にありません。
ただ、ネットで事前に「告白の仕方」とかを調べていたと思うので、そのノウハウに沿って今までの思い出から話したのだと思います。
いつも名字で呼んでいて、サトミなんて1回も呼んだことないのに、
「サトミが練習後にたくさん来てくれてご飯食べながらたくさん話している時間がとても楽しくて…」
「サトミがマネージャーになってくれてすごく嬉しかった。本当に一生懸命やってくれるし一緒に仕事するのが楽しくて…」
「サトミとは野球の話もできてミスチルの話もできて…」
みたいな感じでサトミサトミ連呼して話したと思います。
しかもめちゃくちゃ暗いトーンで目も合わせず。
人生初の告白で、あまりにもぎこちないものでした。
サトミは恐怖でたまらなかったと思います。
だんだん告白されると悟ってきたと思いますが。

返事は保留。
マネージャーミーティングのスタートまでまだ時間があり、2人きりの時間が続くので、この時間は地獄でした。
必死に話題を作りましたし、サトミも普通に話してくれましたが…
後で同期のマネージャーに話を聴きましたが、その後のマネージャーミーティングでは2人とも様子がおかしかったようです。
そしてLINEで「うえりさんから呼ばれたんだけど…何か悪いことした?どうしよう怒られたら」みたいな感じで相談してたみたいです。

マネージャーミーティング終了後、各々が大学の講義を受けますが、上の空で何も頭に入ってきませんでした。
そして昼休み頃、返信が。

「今朝の件、いろいろと考えたんですけど、実は好きな人がいて…。その人のために頑張ってみたいです。ごめんなさい。でもうえりさんはマネージャーの先輩としてとても尊敬していて!ミスチルの話とかしててもすごく楽しくて、だからこれからも先輩後輩としてよろしくお願いします」
みたいな感じで返信が来たと思います。

振られた後が気まずい

サトミは努めてこれまで通りふるまってくれたと思いますが、その後の私は乱れていきました。
人間を「敵」か「味方」かで区別して判断する習性がある私は、振られたことにより「敵」認定されてしまい、もうすべての言動に不信感を持ってしまいました。
その後も関係修復に努めました。
というかまだ粘ればいけるんじゃないかと思っていたのかもしれません。
だから映画に誘ったりしました。で、断られました。
私以外の先輩と映画に行ったっぽいことも聞き、どんどん不信感が強く。
その後も「関係取り戻せそうなんじゃないか、ワンチャンあるんじゃないか」と思うフェーズと「憎くて憎くてしょうがない、マジで辞めて欲しい」と思いフェーズが繰り返されて行きます。
さらに1つ下の後輩マネージャー(女子)が入ってきて、その子にガチ恋愛相談をしたりもしました(笑)。
今思えばその子の方がずっと良い子だったし、好みの顔でした。
その子に行っていれば良かったな(笑)。

結局サトミとは同じマネージャーとしてずっと仕事をしなくてはならず、この気まずいままの状態は最終学年になるまでずっと続きました。
これはかなりしんどかったです。
途中で部活をしばらく休むほど精神的に追い詰められました。

この経験から学んだこと。
部活や仕事先など、これからも関わっていかなければいけない関係性の深い相手には、絶対にアプローチしないこと!!
うまく行かなった時、その後が逃げ場がなくてしんどすぎます。
だから、うまく行かなくてもポイポイブロックできるマッチングアプリが一番!!

追記

これは2015年1月の出来事です。
2015年1月といえば、JR SKI SKIのCMソング「ヒロイン」が大ヒットし、back numberがまさに大ブレイク中でした。
それまでback numberなんて聴いてなかったんですが、「ヒロイン」の歌詞が当時の自分にぶっ刺さりまくって。
「君の毎日に僕は似合わないかな」
「雪が綺麗と笑うのは君が良い」
「思えばどんな映画を見たってどんな小説や音楽だってそのヒロインに重ねてしまうのは君だよ」
もう歌詞全部全部が。やばい!!
ということでback numberに大ハマりしました。
今ではミスチル、ポルノグラフィティの次くらいに長く深くファンをやっているアーティストですね。
今でも「ヒロイン」を聴くと当時のことを思い出しますね。

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