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会計学は何のための学問

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#定義

会計学の定義からその研究の位置づけまでを考える(振り返り)

会計学の定義からその研究の位置づけまでを考える(振り返り)

今読んでいる本です。貧困に関して考えさせられる良書です。こんな本や研究成果をあげられる研究者でありたいです。

さて、このnoteでは会計学の定義から始まり、会計学研究の位置づけまで考えてきました。

箇条書きにしてまとめていきます。

・会計学の定義は経済学、心理学などの分野と比べて明確ではない。つまり何を目的に何をする学問なのかをシンプルに説明できない。

・会計学は実務から発展してきた学問で

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会計学は実務から発展してきた:会計学の定義をまず考えてみる(2)

会計学は実務から発展してきた:会計学の定義をまず考えてみる(2)

*昨日は福岡で研究会でした。会計の定義をここでは改めて考えていきたいと思います。
前回、会計の定義が今ひとつ明確でないということを指摘しました。

1. 会計学は何を探求する学問か?明確ではない、というのはどういうことか、というと、
『何を目的に探求する学問かが不明確』、言い換えれば、学問の目的に関する定義が様々にあり得るということです。比較の上で、経済学を対象にして考えてみましょう。

経済学→

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会計学をどう捉えるのか?:会計学の定義をまず考えてみる(1)

会計学をどう捉えるのか?:会計学の定義をまず考えてみる(1)

会計学という学問と出会ったのが大学一年生のときなので、そこから随分と経ちました。23年になるんだな~としみじみ思います。

会計学という学問をどうとらえるのか、ということを考えていきたいと思います。

というのも、会計は他の学問と比べた場合にどこに強みがあるのか?という点が気になっています。

この点、経済学は明確だと思います。

最近読んだ本は、これですね。

こうした本を読んでわかること、経済

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