「つづり」を綴る♯2「できることが増える」
子どもが生まれた。「つづり」と名付けた。つづりと家族の日々を綴る。
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生まれたばかりの新生児は単調である。「眠る」「泣く」「飲む」くらいしかコマンドがない。
お腹が減っていたり、上手く眠れなかったり、おむつが濡れて不快だったり、そのいずれもだったりで、「泣く」ときには、思いっきり「鳴く」。
日々、向き合ってる妻の姿を見て、「せめて自分にも乳が出るようになればいいのに……」と思うこともあるけれど、それは生物学的にどう足掻いても無茶な話だ。だから、僕は世のお母さんたちには本当に頭が上がらない。
でも、生まれてから数か月経つと3つしかしなかったコマンドから、徐々にできることが増えてくる。
ミルクを飲める量や、寝る時間も増えてくる。
足をパタパタと動かして蹴ったり、モノを掴んで舐めてみたりもする。友人からいただいたおもちゃのメリーも喜んで眺めていて、気がついたら何故か足にカエルがハマっている。いや、ハマっちゃったんだよね……。きっと(笑)。
まだ、言葉にはならないけれど、「あぅー。うぅー」と発し始めてお喋りをしている。きっかけはYoutubeで一歳児くらいの子が「たーたーたーーたたたた!」と喋る動画を見せたこと。やはり乳児同士、何か通じるモノがあるのだろうか……。
それ以来、街で1才児以下のお仲間が泣いているのを見つけると「はっ!?」として黙って少し様子を伺っているのが可愛らしい。
抱っこ紐を見せると、これから抱っこされるのが嬉しいのかニヤッと笑っている。抱き上げて、しばらくすると、いつも寝てしまうのだけれど。
首が座って、おすわりの真似事も出来るようになってきた。まだ、しっかり座れず、気を抜くとズルズルと落ちてくるけど。
もっとできることが増えて、つづりが何を見て、どんな体験をして、どんな話をしてくれるのかを、本当にワクワクしながら楽しみにしている。
次は……。寝返りの練習かな。まだ、うつ伏せから仰向けにしか寝返れないから。ちょっとだけ、一緒に特訓してみようか。
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