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コンポスト生活をはじめました@二宮町

2008年に宮城県から都内中央区に上京。13年の都心暮らしを経て自然が恋しくなり、2021年1月から神奈川県の二宮町でのどかに暮らしてます。
平塚と小田原の間にある、人口2.7万人の町。(市ではなく中郡二宮町)
暮らし始めてどんどん好きになる二宮町。素敵ポイントをお届けします。

混ぜればゴミ、分ければ資源

二宮町のごみ処理は単独での処理が困難なため、お隣の大磯町・平塚市の協力により「ごみ処理広域化」という1市2町の枠組みによって支えられています。大きな都市に住んでいると、都市のゴミ担当の人が解決してくれるという感覚を持ってしまう問題も、顔が見える小さな町にいると自分事として考えられるものです。
町として、町内で発生する可燃ごみの処理量をなるべく減らそうという発信や取り組みを積極的に行っており、そのひとつにコンポスト購入補助支援があります。
もともとコンポストに興味があり、引っ越したらやろうと思っていたことの1つだったのでありがたい補助だと思い早速やり始めました。

混ぜればごみ、分ければ資源 二宮町ホームページ

補助比率90%!?

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上限額はあるものの、購入費の75%もしくは90%の補助が出ます。
ゴミが減る、自己負担も少ない、家庭菜園に土を使える、というメリットだらけでやらない理由が見つかりませんでした。笑

ベランダでできるオシャレなコンポスト

コンポストのイメージってこんなじゃないですか?
お庭に置く緑色のバケツみたいなやつ。

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今回ベランダでやりたい私が選んだのはこちらです。

コンポスト

フェルト地がかわいい!2~3か月の目安で使いまわすバック型コンポストです。これなら虫の発生リスクも少なく、置き場所問題もなく、導入できます。出来上がった土でベランダ菜園をやる予定です。

人にとってのゴミは、微生物にとってご馳走だった

この言葉を聞いて確かに!と思いました。
ある観点から見るとトマトのヘタは食べられないのでゴミになります。でも別の観点から見ると栄養になるんです。この視点の転換は私にとって大きなインパクトとなりました。燃やして”ゴミ”になる前に有効活用ができるならやった方がいい!それがコンポストをはじめるきっかけでした。

ちなみにやり方はめっちゃ簡単です。日々忙しいからできない、ってことはなく、毎日出る生ごみを器にためておいて、翌朝土にまぜて終了です。徐々に、土の中の微生物にエサを与えるような感覚になってきます。「今日もたくさん食べてね~」って。笑

半径2mのできることからやればいい

小さな町に来て感じるゴミ処理って大変なんだな、という実感。ごみ問題と聞くととっても大きな話に聞こえますが、身の回りでできることは沢山あると思います。

・浄水器を付けることで水の購入(ペットボトルゴミ)を減らす
・生ごみをコンポストで土にする
・ラップ類の使用をシリコンラップに変えることでゴミを減らす
・水筒を持ち歩く etc…

そういう小さなことでいいと思うのです。普段の暮らしの何か1つをちょっと変えてみる。地球さんを喜ばせるようなことを考えてやってみる。そうやって町から都市、都市から国、国から世界がうつくしくなっていったらいいなと思います。

我が家のコンポスト’s

2台使い

1つは熟成期間に入っているので、2個使い。

つち

真新しい基材をいれました。ここから土作りスタートです。

いん

生ごみイン!コーヒーカス、茶葉、野菜など。

2か月後

2か月たつと色も濃くなってきて、匂いが土になります。全く生臭くないから不思議!3週間ほど熟成させたら家庭菜園用の土として使う予定です。
土を使う予定がない方向けに、近くの農家さんへ循環させる取り組みをLFCさんがやっています。気になる方はご覧になってみてください。

二宮町という生活圏がコンパクトなところに引っ越したことで、地産地消、資源の循環など、暮らす土地との繋がりを感じられるようになったところがとても気に入っています。