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選ぶ服の色でわかったこと


最近気づいたことがある。
それは、私の選ぶ服の色が変わったことだ。

実は、気づいていた。
2020年のコロナになってから、私の服の色がなぜか、ブラウンが多くなったことに。
クローゼットを開けても、その頃に買った服はほとんどブラウン、山吹色、などだった。
ただ、なぜなのかまでは意識していなかった。
ただの流行色に、私が飛びついているんだろうと思っていた。

ところが、ここ最近、2022年になって以来、黒に目が行くようになった。
カラス族も知っている年代だけど、年齢を重ねれば重ねるほど、そして15キロのダイエットに成功してからは、黒を着る理由はどんどん減っていったはずだった。

女性が黒を着る主な理由は、痩せて見える、コーデイネートしやすい、高見えする、汚れが目立たない、など色々あるのだが、一方で、老けて見える、顔色が悪く見えるなど、デメリットもあると思っている。
だから最近は、ブラウンを買っても、黒の服なんてほとんど買っていなかった。
ところが、今夏黒のワンピース、黒のジレ(長めのベスト)、黒のパンツ、黒のニットトップス、など、次々に黒が目につき、試着して、悪くない、と思って購入した。

それに加え、フューシャピンク、つまりショッキングピンクと言われる、派手な日傘、シャツも購入。

なんだか自分でも、「変わったなー」と思っていた。
その話を娘にすると、色彩検定2級保持者である彼女は早速調べてくれた。

「あーブラウンは癒し、ホッとする色だね。黒は、自己主張、自分の好みをはっきりさせる、赤とか、はっきりしたピンクは自己肯定感、自信だね」
と言う。

驚いた。

何気なく自分が選んでいる色によって、その時の精神状態がわかるんだ。
もちろん自分に似合う似合わないは、確認しているつもりだけど、それでも自分の目が無意識に、その時の精神状態に合う色を見つけていることに、今更ながら驚いた。

恐るべし、色の力。

あなたの最近気になる色はなんだろう?
もしかすると、今のあなたの精神状態とぴったり合っているかもしれない。
無意識を意識化した瞬間、本来持っている人間の力の凄さを知った。
大丈夫。
自分を信じていれば大丈夫。
ちゃんとその時の自分に必要なものを選んでいる、無意識に。

そして、やる気がないときは何もやらなくていい。
ゆっくり休んで、心の赴くままに生きて、内側が充実してくれば、自然とやる気は起きてくる。
この2年間の自分を振り返って、それを確信した。
それが、服の色だったのだ。


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