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2年間かかった軌道修正


なんとなくだが、私自身の転換を終えた気がしている。

2020年から、私は自分を見失っていたようだ。


コロナがあってもそのまま順調に、仕事にも変化がなかった人たちには
わからないことかもしれない。
私の場合は、軌道修正を余儀なくされた。
今は少しコロナ前に戻ってきた感じがしているが、それでも全く同じと
言うわけではない。

そして最も大事なのは、「最初は強制的に軌道修正を求められていたけど、
途中から実は自分も軌道修正を望んでいたんだ」と言うことに気づいたことだった。

それに気づいた後も、結局どうしたいのか、はなかなか答えが出なかった。
いや、答えは出ていたのだけど、「本当にそれでいいのか」と言う不安が
あったのだと思う。

おそらく人は、変化するときに不安を感じる。
自分で望んで変化する場合を除いて、強制的に変化しなければならない時は、
不安が大きい。
私も例に漏れず、不安だったのだ。


では、その不安をどう払拭したのか?

私が実際にやったことを書き出してみた。

引越し(相当な距離)
断捨離
勉強(とりあえず勉強してみた)
生活を整える(掃除、お香を炊く、お花を飾るなど)
資産表を作成し、収支のバランスを見直した
占い師に見てもらった

なんだか色々やったな、と思うけど、やってみて後悔しているものは、一つもない。全てやってよかったと思っている。

引越し
とにかく当時住んでいた場所を、早く離れたいといつも思っていた。
理由はわからない。良い場所なのだろうけど、私には合っていない気がしていた


ただ、2019年から私は月に一度、日本各地の行ったことがない場所を訪れ、自分が住みたいと思う場所を探していた。
自分の合う場所を、探していたのだ。自分がホッとできる場所。それが自分が住みたい場所だとわかり、今この場所にいる。


次にやったのが、断捨離だ。

いらないものと人間関係を捨てた。
断捨離は、頭と心の整理につながったと思う。物を通して、自分と対話するからだ。
これはいるのかいらないのか、を自分と向き合い答えを出す作業は、いつの間にか自分が何があれば幸せなのか、何はいらないのか、いつの間にか習慣になってしまっているけど、実はそれは惰性だったのだと気付かされたりした。

部屋が整理されると頭が整理される。
さらに物への執着を捨てると、本当に欲しいものしかいらなくなる。
車も手放した。
家具も手放した。
本当に必要なものしか、手元には残していない。
もちろん今後も定期的に、持ち物を見直す予定だ。

断捨離で手元に残ったものは、自分が大好きなものだし、必要なものばかりだ。

これら一つ一つのプロセスを経て、当初気づいていたことに自信が持てるようになったのだ。

それは自分が何を、どのくらい求めているのか、がわかったからだ。

最初に出ていた答えを、本当にそれでいいのか、を確認したのかもしれない。(どれだけ慎重なんだ、と思うが、これが私なんだと思う)

今は、不安も迷いもほとんどない。時に不安になる瞬間はあるだろうが、元にはもう戻らないし、戻りたくない。なぜなら自分の望む新しい世界が、頭の中に描けているからだ。

2023年からは今までとは違う生き方が本格的に始まると個人的に思っているし、計画している。

軌道修正に2年間かかった私が言うのもおこがましいが、これからの時代、自分の好きなことややりたいことがないと、結構辛い時代になるんじゃないか、と言う予感がする。
どんな生き方をするか、を見つける方法は一人一人違うかもしれないけど、私の場合は物欲と執着と固定概念を手放すこと(これらは密接に繋がっていると思うが)で、自分が見えてきた。

これからは、また新しい出来事と人に出会うことになっている予感がするし、
今までとは違う自分になるように思う。


2020年の今頃を思い出すと、2年後の今、「軌道修正は終わった」と自分が思えているなんて、想像もしていなかったが、考えてみれば、何事も必ず終わりがあるのだ。
そしてこの2年間やってきたことが、全てこの結末につながっていたのだと思うと、無駄なものは一つもないし、感慨深く思っている。

考えるだけではなく、行動すること。それによって答えは見つかるんだな、と思う。


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