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結局安心をくれたのは、情報よりお金より○だった


あまり「伏字」と言うのは好きではない。
タイトルを書く時も、何について書いてあるのか、結論は何か、がわかってしまうように書いていることが多いのが、私のエッセイの特徴だと自分では思っている。
だが、今日は「伏字」をしてしまった。「けちくせーな」と思わなかった人だけ、この先をご覧いただければ、と思う。

ここ最近人に会いまくってきたのは、一つの「不安」がきっかけだった。
私は自ら学びに行くことも好きだが、人生の中では「不安」から重い腰を上げたことの方が多いような気がする。
決して、向上心で動いているわけではない。

それでも周囲から見ると「いつも先のことを考え、準備している人」と思われるのだが、ただの心配性なのだと私は自己分析をしている。
ただ、一見短所に見えることのその裏には、ちゃんと長所が隠れていることも知っているので、「私はこんな性格なんだ」と認めているだけに過ぎない。
ちなみに、心配性の裏にあるものは、「行動力」だ。
えっ?と不思議に思うかもしれない。
心配性の人が行動力があるなんて、あまり想像できないだろう。

今まで何千人もの若い人たちを教える仕事をしてきたが、彼らは短所にばかり目が向いている。
と言うより周囲から短所を指摘されて生きてきたか、周囲と比較して、または比較されて生きてきたから、短所としてしか、自分の性格を認めることができないだけだ、といつも感じていた。

私からすれば、「若い」「20代」と言うだけで、そんな短所なんてどうにでもひっくり返せる、またはそれ以上の「可能性」があるのに、と思っていたので、いつも「心配性だから動くなら、行動力をアピールしたらいいんじゃない?」などとアドバイスをしてきた。

実際に、「真面目すぎて面白くない」と自分の評価を下げていた学生が、「真面目だからこそ4年間大学を休まず、雪の日に電車が止まっても歩いて登校したら大学が休校になってた」という、笑い話のような美味しいネタを持っていたので、「それを面接で使いましょう」と言ったら本人は驚いていたけど、結果的に面接官がこの話に笑い、興味を持ち、真面目だからこそ、留学経験なしでTOEIC730点を獲得しているという実績も評価され、大手航空会社に内定し今でも現役で働いていると言う実話もある。

こんな話は、私は山ほど知っていると言うより、そんなアドバイスをしてきたので、自分に対しても「心配性。ふーん、でもそれがあるから爆発的な行動力につながってるなら、あなたにとってそれは長所でしょ」と自分に言っているらしい。

そして、実際にバリバリと情報収集し、ガンガンと人に会いに行き、この経験を自分なりに分析し、やるべきことをやった。
そうしてようやく安心し、ぐっすり眠れるようになった。

その中で最も私に安心感を与えてくれたのは、私の不安に対してその解決を実際にしている人たちとの出会いだった。
彼らに聞けば、経験者なので当たり前のように持っている経験と知識を元に、なんでも答えてくれる。
自分で調べることもできるけど、実はネット上に出ていない情報もある。それは私も前の仕事で経験済みで、私自身が知っていることを全てネットには出してなかった、ということが実際にある。
つまり、「貴重な情報ほど、人から人へしか伝わらない」ものなのだ。

最終的に私に安心感を与えてくれたのは、「人」だった。
自分にとって必要な人たちと知り合い、会いに行き、質問をして解決していく。
この3週間くらいの私の不安の9割は消えていった。
後の1割が今自分がやるべきことをやれば消えていく。

具体的なことは書けていないが、もしかしたらあなたにも思い当たることがあるかもしれない。
人は一人では生きていけない。
知り合いは多ければ多い方がいい。(友達とはちょっと違う距離感だけど)
そうするとことで、自分の人生は思いもよらなかった方向に動いていく可能性があるし、「自分の人生こんなもん」と思った時点で、全ての可能性をストップしてしまう。
それはとても怖いし、絶対に嫌だな、と思う。
体と頭が元気であれば、心も元気になる。
体が弱ると心も弱る。ジムに通い始めたことは大正解だったと思う。
そして今、過去、そして現在までに出会った人たち全てに感謝の気持ちが湧いてくる。

出会ってくれてありがとう、と。


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