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仕事が楽しい人と楽しくない人の違い


年末年始に色んなお店に行った。

飲食店
アパレル店

が主だったが、行くと気づくことが色々あるのは、元客室乗務員だった事と間違いなく関係がある。

決して意識しているわけではないが、目についてしまう。
意識をオフにしているつもりだが、どうしてもオンになってしまうようだ。

そのお店で起きた出来事をただ書くのは、ただの「デイスリ」になってしまうので、さらに昇華させて、「仕事が楽しい人と、そうではない人は、ここが違うのだ」と言う概念化をしてみた。

一言で言えば

「考えて仕事をしている人は、仕事が楽しい」のだ。
その反対に「何も考えずに仕事をしている人は、仕事が楽しくない」のだ。
なぜなら、言われたことをやっているだけだから、面白く無くなるのは当然のことだ。

元来、働くことが好きな人とそうではない人がいるかもしれないがそれは一応外しておく。
少なくとも、そのお店で働いていると言うことは、死ぬほど働く事が嫌いなわけではないだろうと思うからだ。

客がレストランに入ってきて、まずスタッフは席に案内をする。
その次に水とおしぼりを持ってくる。

この時だ。

仕事が楽しい人と、楽しくない人の分かれ道

仕事が楽しくない人は、さっさと水とおしぼりをもってきて、テーブルの上に置き、「ご注文が決まりましたらお知らせください」と、決まりきったセリフを言って去っていく。

仕事が楽しい人は、お客様がコートを脱いで、座って一息ついた時に、タイミングを見計らってお水とおしぼりを持ってくる。
さらに、アドリブで外が寒くて、「寒かったねー」と言っているお客様には、「ミルクココアは当店の人気商品でございます。よろしければお試しください。ご注文がお決まりになりましたら、お知らせください」と言う。
(ココアは勝手に作ったアドリブです)

そう、仕事が楽しいか楽しい人は、「お客様の様子を見て、お客様に合わせて接客をしている」「どうしたらよりお客様に喜んでもらえるかを考えている」のだ。

同じセリフを毎回言って、自分のタイミングでお水とおしぼりを持ってくる人は、絶対に仕事は楽しくない。
飽きるはず。
それは、工夫がないからだ。

確かに、考えない方が楽だと思う。
楽であれば、多少つまらなくてもいい人、そして1日働いても、「お金だけもらって帰ればいい」人はそれでもいい。
だが、仕事を楽しむ人は、仕事をしながら「成長」しているのだ。
つまり「お金と成長がワンセット」になっている。

成長なんてしたくない、と思っている人は、もう何もこちらから言えることはないのだが、
成長したら、時給があがるかもしれないし、学生ならば就活面接でのネタは溜まっていく一方だし、社会人になっても仕事ができる即戦力となれる。

結局仕事は勉強と一緒なのだ。

勉強が好き、と言う人は、勉強ができる人。
仕事が好き、と言う人は、仕事ができる人なのだ。

ではどうしたら仕事ができるようになるのか?

考えて仕事をする経験をすることだ。
できれば若いうちに経験した方がいい。
そうすれば仕事ができるようになり、仕事が好きになり、成長する。
多分その最初の「考えて仕事をする経験」から10年後は、別人になって、思ってもいなかった人生を歩いているかもしれない。

私のスクールの卒業生は圧倒的に女性が多い、
その卒業生達によく伝えていることがある。

「仕事ができる客室乗務員になれるように、頑張ってね。仕事ができないまま辞めて、仕事が嫌い、と言う気持ちをもって結婚しお母さんになったら、仕事に対して良いイメージをお子さんに伝えられないかもしれないから」と。
もちろん、母親が仕事が嫌いでもお子さんはしっかりと自立して働く人もいると思う。
ただ、やはりある年齢までは母親の影響は子供にとってかなり大きいと思うからだ。

こんなことを合格した後にいうのは、余計なお世話かもしれない。
でも、なりたくてなりたくてなった客室乗務員の仕事を、「楽しい」と思ってほしい、たとえいつの日か退職することがあっても、と思い、つい言ってしまう。

実際にはほとんどの卒業生が、長く仕事を続けているので、きっと仕事を楽しい、と思えているのだろうと想像している。

そしてほぼ全員が、「考えて、工夫すること」を日々の仕事の中で普通のことのように行っていて、年数分、またはそれ以上の成長を遂げ、上司や同僚、後輩、そしてお客様から評価されているだろう。

結局は誰と出会い、どんな経験をするかで、その後の人生は大きく変わる。できることならば、全ての職場に「仕事を考え、工夫するおもしろさを教えてくれる人がいたらいいのにな」と思っている。


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