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不安につけ込まれないために


昨日から「不安」がテーマになっているが、これも多分必然なのだろうと思い、書いている。
私は不安が無くなった、と言う話を書いた。

ただ人は、誰でも不安を感じることがある。
そして不安があるとそこにすーっと悪い情報や悪い考えが滑り込んでくるなあ、と色々と見ていて感じる。

このパンデミックもそう。
集客しませんか、と言う広告もそう。

つまり人は不安があるからこそ、藁を掴もうとする。
その藁が良いものであればいいのだが、その藁が腐ったものや悪いものだったら影響を受けてしまう。

その最も悪いのが「洗脳」なのだろう。

洗脳まで行かなくても、小さなことでも人は不安があると周りの影響を受けてしまう。

例えば、
「そんなことを言ったら、友達がいなくなるよ」
「派手な服装をしていたら、男性にモテない」
「ちゃんと働かないと将来困るよ」

など、人は「良いお節介」だと思って言っているが、それが不安に思っている人には、ストレートに入ってくることがある。

そして「この人の言うことを聞いて置かないと、私はだめだ」
とまで思い込んでしまったら、まさに洗脳だ。

2020年からの2年間、人と会うことが難しかった日々が続いていたが、そのおかげで周りからの雑音は入ってこなくなった。
ただ、その分人はSNSやYouTube、ネットでインフルエンサーの影響を受けているかもしれない。私も、「雑音」は見ない、聞かないようにしている。テレビは5年以上前から自宅にない。

実は人と会うことも、SNSやネットも全て「雑音」となる。

よく言われるのが、「本当に悩んでいるときに、占いに行かない方がいい」と言う言葉がある。
それは、悩んでいる→なんでも受け入れる→洗脳される可能性がある、からだ。

私も星読みを昨年の今頃してもらった際には、実はほぼ自分で気持ちの整理ができていて、「答え合わせ」をするために行った。
その星読の方は、「みなさん大体そうですよー。悩み真っ盛りの時にはこなくて、落ち着いてからこられます」と言っていた。

こんな冷静な判断ができていれば問題はない。

じゃあ、不安の真っ最中に何をしたら、冷静な判断ができるのか?
私はこの2年間で、それを学んだような気がする。

持ち物の整理
→物自体の整理もあるが、自分が持っているスキルや経験、知識なども整理すると自分の眠っていた強みに気づくことがある。
また、自分の蓋をしていた気持ちに気づくこともある。
それが、不安から救ってくれる。

良書を読む
→本も、雑音になる可能性があるが、本当に良い本であればやはり救いになる。
良い本を選ぶ自信がない人は、読書家の友人に聞いてみるといいかもしれない。

人間関係の整理
→自分にとって雑音となりそうな人とは、そっと距離を置く。そして自分が本当に信頼できる人、大切な人だけを残していく。これは自分の違和感が全て。答えは違和感に従えば、間違えない。間違ったとわかったら、そっと距離を置けばいいのだ。
ただ、自分も人も変化するので、定期的に見直すことや「違和感」を感じた人は、そっと距離を置く。これは私は今でも続けている。

資産表と家計簿をつける
→お金の不安を消すためだ。「資産表、と言うほどの資産はない」と言う人もいると思うが、私もそうだが、それでも一体どのくらいのお金があって、負債はどのくらいあるのか、財産(固定資産も含む)はどのくらいあるのか、を数字にしてみると、危機感を感じる人もいるかもしれないし、安心を感じる人もいるかもしれない。
でも、危機感を感じたらお金の使い方と稼ぎ方を見直すだろうし、安心を感じた人はお金の心配をしなくてよくなるし、今ある資産を減らさないようにお金を使えばずっと安心だ。

分散させる
→一つのことや仕事、一人の人に依存していると、それが思ったようにいかなかった時、または人が自分の思ったように動いてくれなかった時、ショックを受け不安になる。
だからこそ、仕事も分散するし(サラリーマンの人は副業、個人事業主は複数の柱を持つ)まず自分が自立をして人に依存しなくて良いようにする。
これがダメでも、あれがある。
あの人がやってくれなくても、自分でやれる、または他に頼める人がいる、と言う状態を作っておくのだ。

「現実を知る」って大事なことだと思う。
不安を感じたら、「なぜ不安を感じているんだろう」と心の奥底にあるものを見つめて、ノートに書き出すといいかもしれない。
雑音をシャットアウトして、自分と対話する。
一日10分でも、自分と対話する時間が持てたら、不安につけ込まれることはなくなるだろう。


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