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無駄な事は何もない


人生において起きることは、何一つ無駄なものはない。

よく聞かれる言葉だ。
そしてこの言葉を本当に信じたら、今まで起きたことには全て意味があると思えるが、信じなければ「あれは無駄だった」と考えて学べる機会を失う。

自分の捉え方を変えたら人生は変わるのではないか、と私は思っている。

2020年からのこの3年間で私に起きた出来事の全てはここには書いていないが、かなりの波乱の人生だった。
辛いと感じることの方が圧倒的に多かった。
パンデミックによる仕事の激減からスタートし、最後はまさかの父の死まであった。

それでも人生はまだ続いている。

ようやく気力を取り戻してきた2022年から、自分がやりたいことに集中しようと思えるようになったが、その前の2年間は暗中模索の状態で、この暗闇の意味がさっぱりわからなかった。

でも焦る必要はないくらいに時間があった。
仕事がなければ時間がある。
仕事があったけど時間がなかった時とは真逆になった。
一つ一つじっくり向き合い、自分の気持ちを確認しながら進んできた。
歩みを止めた時もある。
意味がわからないなら放っておこうと思って毎日部屋の掃除をし、花を飾った。
それでも十分に私の気持ちは癒された。

なーんだ、と思った。
迷ってるときは慌てて答えを見つけないといけないと思っていたけど、それは違っていた。放置して良いんだと思った。

気持ちが安定してくれば、自然と答えも方向性も見つかってきた。
気づかなかった自分の一面にも気づいた。

そうしてこの2022年の年末には「準備OK」と言う心境になっている。
2023年は新しい自分になるのだとなんとなく感覚でわかる。
そしてこの3年間は「準備OK」と自分でOKを出せるようになるための3年間だったのだと今になって気づいている。

だから
「無駄な事は何もない」
のだ。

暗闇の中ではわからない事が、途中休んで自分を癒し、自分の心の声を聞いて、その声の通りに行動する事で(行動したくないときは行動しないことも自分の声の言う通りにすると言う意味だ)自然と行くべき道の前に来ていることを感じる。
その時ようやく朝日が差し始めたのを感じるだろう。

少なくとも同じような失意の連続になっても、この時のことを思い出せばまた乗り越えることができるだろう。それだけでも「意味はあった」のだ。

だから大丈夫。
誰にも朝日が差す日が来る。
とにかく自分を大事にしよう。
雑音をシャットアウトして、自分の心の声の通りに生きよう。

暗闇があるから太陽の存在に感謝する。
暗闇がなければ月や星を見ることもできない。

無駄なものは何もない。
私は今心からそう思っている。


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