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note連続投稿28日目に思うこと



生物と熟成、どちらが受けるのか


文章には生きの良さが求められると思う。

もちろん、じっくり考えて出した結論を、文章にまとめると言う場合は、

別かもしれない。

じっくりと思考した結果、スーッと読みやすい文章になると思うからだ。

でも、ふと何かが腑に落ちた瞬間を、切り取って伝えると言う場合は、
じっくり考えてまとめるよりも、その勢いの良さというのが、
読んでる人の心に刺さるような気がする。


元気いっぱいの子供が、わーっと暴れている感じ。

それはそれで微笑ましいし、元気をもらうし、印象に残る。

Noteを毎日書き続けて、今日で28日目になる。

毎日アクセス数をチェックしているが、
だんだんチェックする回数が減ってきたことは、良い傾向だと思う。


人に気に入られる文章は書かない、寄せていかない、と
思っているからだ。

(ただこれを気にしていること自体、まだまだなんだけどね)


昨日までの27個の文章は、勢いで書いたものと、気になっていたことを、

ずーっと熟成して書いたものと、両方が混ざっている。

ただ、一応個人事業主を25年続けてきたから、
データを分析することは、日常的にやっている。

そのアクセスから見えてきたのは、


熟成<勢い


だとわかった。


自分が読む立場であったとしても、文章のうまさ、思考の深さよりも、
勢いがあり、リアリテイが感じられ、そして今にも言葉が音声で飛び出てきそうなその文章に、心を掴まれる。


ただ発酵させたほうがいい文章もあるのは、事実だ。

(今日も、一つ「頭いいなー」という文章を読んだから)

これから私が書き続けていくにあたって、
熱を伝えたいと思ったときは「勢い」を選び、

ずっとどこかに引っかかっている言葉や発見を、

毎日ヒントを見つけながら熟成した物を書きたいときは、

「熟成」を選んで書いて行けばいいのかな、と思っている。



なんかこんなことを書くと、
いっぱしの物書きのように見えるけど、


・自分の経験のどこを切り取り、(材料選び)


・それをどのような料理方法で、

(フレンチなのか、和食なのか、中華なのか、イタリアンなのか、またはそれ以外なのか)

・どんな味付け(濃いめ、薄め、だしを効かせるなど)をして、
おいしい料理にできるか、そこをようやく少し考えて書くようになったと思う。


30日分書いた後の目標

30日分がたまったら、その時その時書いた瞬間の自分の思いも含めて、

まとめて電子書籍にしようと思う。


これを続けていけば、

「生きてるだけで、本になる」


(うわ、またかっこいい文章ができた!)

普通の日常を送っていても、自分の料理の仕方次第で、
美味しい料理本になるかもしれない。


(なんて、素敵なんだ!!)


「物を書く人になりたかった理由」


なぜ物を書く人になろうと思ったかと言うと、
一つは自分の残された人生を、何か形に残るものにしたくなったような気がする。


ずっと前に作家の石田 衣良さんが、あるエッセイでこんなことを書いていた。


作家になりたい、小説家になりたいと言う若い人の相談を受けた時のことだった。


石田さんは焦らなくてもいいんじゃないか、と言ったらしい。

まだ若いその人に、今からいろんな生き方や経験をした後、

そのぎゅっと詰まったものをもとに、たった1冊でも本を出版できたら、

それだけでも幸せなんじゃないですかと言ったそうだ。

(大体こんな意味だったと思う)


その一節が、ずっと心のどこかに残っていて、


どんな仕事をしている時も、
どんなに不幸なことに出会った時も、
どんなに嬉しいことに出会った時も、
全ては自分の心のひだに刻み込まれ、
それが熟成して自分と言う人間が、少しずつ変化をするんじゃないか。

そして自分が本当に書きたい、と思った時にその自分で書けばいいんじゃないか。


きっとそれはいつか訪れる、と思っていたように思う。


それが2021年の1月に起き、「ああ、ようやくその時がきたんだ」と思っている。


きっとnoteに書いている人たちは、
何かしら書きたいことがあって、
そして何かしら人と違う経験をして、人と違う視点を持っている人たちだと思う。


そう言う意味では、仲間だ、と勝手に思っている。

(勝手に、ごめん)


この1カ月間で、書くことが生活の一部になった事は、間違いない。


noteという場所があったことに感謝して、
まだまだポンコツ運転だが、運転はやめないようにしようと思う。


「私は一生懸命しか、取り柄がない」


私にできることは、それだけ。

子供の頃から、それだけ。

小学校の時在籍していた、優勝常連校の吹奏楽部に、
夏休みに臨時に教えにきてくださっていた、九州交響楽団の元指揮者、

故安永 武一郎先生が、言った言葉を最後に自分に言い聞かそう。


「一生懸命とは、死ぬ一歩手前までやった人が使う言葉」

小学生には重すぎる言葉だったけど、今でも心に刻んでいる。


って、なーんかすごい真面目に書いちゃったけど、
どうしても書きたかったから。


今日は、「勢い」の文章だったかな。


書くことが好きな人、どんどん書こうね、一緒に。

(って、勝手に誘ってる・・・)


「好き」に「努力」は叶わないから。

「好き」は「最強」だから。

「良かった、毎日書けて」


上野 博美


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