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岡本 太郎


岡本 太郎を知らない人は、多分いないだろう。

大阪万博の際の、「太陽の塔」を作った人だ。

芸術家一家に生まれ、パリに行き、戦争にも行き(これは知らなかった)、美術学校は途中でやめている。

その芸術家は、多くの言葉も残していて、「思想家」の一面も持つ。

昨日フラッと立ち寄った本屋で、これもまたたまたま手に取った2冊の岡本 太郎の本を手放せなくなった。

おそらく「今の自分に必要な本」だと感じたのだろう。
あっという間にレジに向かっていた。

購入したのは、この2冊。
強くなる本

孤独がきみを強くする

そして、早速一冊を読了。

「すごい」の一言だ。

芸術家は普通の人と違う、と思いがちだが、人間であることには何の変わりもない。
人と違う点を持っているのは、みんな実は同じだ。

ただ、人と違うことを恐れて、人と同じように生きてしまう人が大半なのだろう。
しかし、芸術家や、自分を偽ることができない人は、人と違う自分、いわゆる「自分らしく」生きようとする。

それをある意味貫いた先に、芸術があるのだろう。

全ての言葉が印象に残っているが、一つご紹介しよう。

「目標なんてなくていい」

岡本 太郎著
 「強くなる本」より

現実が全てで、この瞬間が全て、だから、ということらしい。

詳細は、本を読んで欲しいが、ガツンと後ろ頭を殴られたような感じが、ずっと続いていくのが私は心地よくてあっという間に読んでしまったが、しっかりと
腑に落ちるには何度か読み返す必要がある。

それほど、深くて、貴重な本だ。


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