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JR150周年記念ファイナル切符で行った東北3日旅2日目 「高校生の時からの夢の地へ」
盛岡から平泉へ
新幹線と在来線を使って向かう。もちろん全てこのファイナル切符で行ける。
平泉に到着しても、暖かい。
厚手のコートが要らないくらいだった。
そして観光客が多い。平日なのに。おそらくみんなこのファイナル切符を使っている。
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行きはタクシーで向かう。約1,000円。
かなりの坂道なので、行きはタクシーをお勧めする。ちなみに帰りは、
中尊寺の広大な敷地内を下りながら、駅まで歩いた。
お天気がよければ十分に歩ける距離だ。
タクシー運転手さんも優しい。
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そして中尊寺到着。
入館料を支払い、まずは金色堂へ。
若い観光客の人も多い。良いことだと思う。
私はこの平泉の地に、ようやくこの年齢で来れたのだから。
日本史で、藤原氏の繁栄を知り、金色堂と言う名前から、「金色の建物なんだろうな」と思ったのは高校生の頃だったように思う。その頃から「いつか本物を見てみたい」と思っていたので、ようやくそれが叶ったのだ。
そして実物は写真不可だが、まさに「金色堂」
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松尾芭蕉の「奥の細道」の中でも有名な
「五月雨や 降り残してや 光堂」
の句の通りだ。
長年伝え続けられている作品には、立派な理由がある。
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短い言葉から、その情景を想像させる句は、さすがとしか言いようがない。
金色堂を訪れた理由
勢力を誇った一族が残した建物が、今も尚見ることができるのは、本当に感謝だ。
それにしても広大な敷地だ。
至る所にお堂がある。
気になったところだけだが、入ってみて見て回った。
厳かで、心が洗われるような気がして、普段はお墓参りくらいしか行かないお寺だが、
やはり独特の「気」が流れている。
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仕事をすることで、確かに人間性を高めることもできるだろうし、気づくこともたくさんあるだろうが、仕事だけでこのような時間をあまり持てないのは、やっぱりダメだな、と反省した。
良く遊び、良く働け、が私にとっては正解だ。
非日常を味わせる。
自分の心と頭に。
それが、自分の気持ちが変化する一つのきっかけになる。
旅の終わりには、自然とポジテイブにこれからの日々に向き合える自分がいるのは、やはり旅の大きなメリットだろう。
旅好きな人には、きっとわかっていただける感覚かな、と思う。
途中お茶屋さんを見つけ、お抹茶といただく。
完全に貸切状態で、縁側でお茶をいただく。
至福の時間だ。
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平泉で買ったお土産。
カステラも美味しかった。金粉がいい。笑
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弘前城
平泉から盛岡へ戻り、さらに新青森から弘前へ。
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弘前は私が思っていた以上に、人々も多く、学校が多いのか若い人たちも多かった。
もしかすると、青森駅前よりも弘前駅前の方がなんとなく栄えている感じがした。
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弘前駅からタクシーで弘前城へ。
まだまだ雪が残っている。
青森に到着して、今までの暖かさはなくなり、東北の寒さを感じた。
それでも例年に比べたら暖かいらしいが。
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青森のタクシー運転手さんたちは、シャイなのか、あまり口数が多くない人たちに当たった。
今まで山形、盛岡と旅してきたが、青森は本州最北端と言うことと関連があるのかはわからないが、ちょっと今までとは違うな、と感じる。
それが何かはわからないが、青森にはきっと独特の県民性や何かがあるんだろうな、と感じていた。
「今の時期は、弘前城は何も見るところがない」とタクシー運転手さんに、バッサリと言われてしまったが、初来訪の土地でお城に行くのは、私の「ご挨拶」のようなものなので、気にせず預け損ねてしまった、キャリーカートを引きながらひたすら城内を歩く。
広い。
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公園が隣接しているが、ここも城内だったはず。桜の時期には多くの観光客が訪れると聞いたが、きっとその時期には私は来ない。(笑)
人が多いのが嫌いだから。
そんなひねくれ者の一人旅は、帰りにバスに乗ろうと思い、バス停を探すが見つからず、ひたすら歩き続けることとなった。キャリーケースを引いて。
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ようやく見つけたコンビニで、バス停を聞こうかと思ったら、駐車場にタクシーが停まっている!!
運転手さんに丁寧に「ご休憩中でしたよね?申し訳ありません」
と言いながら、なんとか駅まで走ってもらうことができた。
この運転手さんも、あまり愛想はないけど、実直な感じ。
話は弾まないけど、駅まで戻ることはできたので、感謝だ。
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青森
弘前から青森に電車で向かい、今日は青森泊。
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美味しい魚介を食べられたらいいな、と思い街を散策。
スタバを見つけ、入る。
席をとっていたのに、その上に自分の荷物を置かれてしまっていたのはびっくりした。
その人たちは、高校生くらい?大学生?
「席とってたんですけど」
とおばさんは負けずに言う。
すると「ああ」と言って、謝ることもなく、近くの席に移動した。
まあ、色々あるな。
念願の魚介
スタバ中に魚介を食べられる店を探したどり着くと、行列。
仕方がない、並んで美味しいものを食べようと待つ。
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結果的には美味しかったが、おそらく観光客価格なんだろうな、と思った。
青森は完全に観光地化している。
観光収入が大きな生活の支えになっているんだろう、と感じる。これが私には意外だった。
青森に観光できる箇所がたくさんあるとはそもそも知らなかったからだ。
それでも、日本各地実は観光できるところはたくさんある。
見せ方次第だ。
大雪を逆手にとって、非日常を体験してもらうこともできる。
旅行客は、非日常、そこでしか体験できないことを求めるからだ。
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旅をしながら、日本の観光について学ぶこともできる。
旅はやっぱり毎日パソコンを前にしているだけでは、気づかないことに気づかせてくれ、わからないことがわかってくる。
私にとっては、旅はなくてはならないものだ。
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明日の五所川原、ストーブ列車、斜陽館を楽しみに、眠りについた。
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