第7章 Webディレクションはこれからも進歩し続ける働く場合として魅力的な場です

  ~業界知識の体系化とWebでのマッチングのフレームワーク構築
 
 Web、スマホ、スマホのアプリ、SNS、MA (Marketing Automation)、そしてweb3など、ネットの世界はこれからも進歩を続け、新しい技術やサービス、表現が登場し続ける、働き続ける場としてこれからも魅力的な場だと思います。
 ただ、まだ新しい分野で、次々と新しいものが出てくる世界だからこそ、特にWebディレクタの方たちなどは、自分より20才、30才年上の人で自分がそのようになれるとよいなと感じられ、頑張ればなれるような気もするという人が目の前にいないと感じる人も多いのではないでしょうか。会社を自分で立ち上げて大きくするという方向を目指したい人はネットの世界にロールモデルのなる人たちはたくさんいると思いますが、Webディレクタあるいはプロデューサ、プロジェクトマネジャーなどの職種で働いていて、今後もそのような仕事をしていくことをイメージしている人たちにとってのキャリアパス、ロールモデルがまだ世の中に広く認識されていないと思います。
 
 もちろんWebにはいろいろな分野が関連していて、いろいろな分野で新しいものが登場し続ける分野ですので、それぞれの人の志向性に合わせた方向に専門性をのばしていくことができます。ただ、いろいろな方向があるというだけでは、イメージしにくいと思いますので、最後の章として、Webディレクタとしての専門性をのばしていける方向として、代表的な分野などもとりあげるとともに、Webの次の進化としてどこに向かうだろうという予測についてもふれたいと思います。

7.1 業務まで踏み込んだWeb構築において付加価値を生むために必要なこと 

7.2 各種SaaS/サービスの背後にある業務モデル 

7.3 一般ユーザ向けWebと業務向けWeb 

7.4 一般ユーザ向けWebサイトにとっての次の進化: マッチングの機能の進化 


Webディレクタとして次のステップをさがしている方たちへ

これからのWeb構築・Webディレクションとして、業務にまで踏み込んでディレクション/プロデュースすること、それが近年のバズワードであるDXにもつながること、そしてWebの進化とともにWeb構築の各種ツール/サービスやSaaSが広がってきていることにしたがって、業務とシステムの両面からWeb構築・運用していく人間が求められていくこと、そのためにどのような知識や能力を身に着けていくとよいかについて解説している「マガジン」です。