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続・「なおす」仕事に、校正の極意を見たり!【5】

前回は、

洋服のリフォーム、整体、校正
「なおす」仕事には、
共通性があるようです。

リフォームも、整体も、
お客様との信頼関係があってこそ。
決して「技術」だけで成り立つものではない。

といった、おはなしでした。

では、校正はどうでしょう?  

日々、技術を「切り売り」している
ような一校正者から見ると、
とても遠い世界のようにも
感じます。 

編集の一環である「校正」は、
校正そのものを商品サービスとしてお客さまに提供しているわけでは
ないため、
校正作業はコスト、
仕事の偏りなどは属人化リスク
などとネーミングされ、
やり玉に上がることも
あるようですが…

でも、でもです! 

カタログやパンフなどの商品が
出来上がるまでには、
制作側とクライアントの担当の方
との間で、

修正指示→修正→校正→先方提出

というやり取りが何度となく
行われるはずです。
そのなかで、たとえば、
校正漏れなどを
先方から指摘されたりすることが
続いたらどうでしょう?
フツーならば、お客さまは
制作そのものも、そして出来上がる
商品の品質に対しても、
とても不安になりますよね。

反対に、当たり前のことですが、
しっかり校正チェックがなされ、
また時には先方が見逃していることにも目配りできる校正体制だったらどうでしょう?
お客さまはもちろんですが、
制作側にもメリットがあるはず。
つまり、
この校正の「当たり前」の持続は、
お客さまとの信頼関係醸成の
ツールとなり得るということ。

校正は、
信頼の上の技術のみならず、
信頼関係を生み出す技術でもあったのでした。
















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