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なぜ今、モンテッソーリ教育なのか

こんばんは。

なぜモンテッソーリ教育が注目されているのか、私なりの視点で書きます。
(写真は、モンテッソーリ教育の教具、ストロー落としとコイン落としです。)

長男が1歳1か月になりますが、幼児教育に関する本を探すと必ずといっていいほど目にするのがモンテッソーリ教育という言葉。
GAFAの創業者がモンテッソーリ教育を受けていたという。これだけかなりインパクトがあり、気になる方も多いのではないだろうか。
モンテッソーリ教育はそもそも、モンテッソーリという女医さんが生み出した教育法だ。
モンテッソーリはひとことでいうならば
「自律と自立を育てる教育」ということができる。
(お母さんの「敏感期」より 相良 敦子著)

辞書で記載されている自律と自立の意味は、以下の通り。

自律・・・自分の気ままを押さえ、または自分で立てた規範に従って、
     自分の事は自分でやって行くこと。
自立・・・自分だけで物事を行う。

自律と自立はいつの時代も大切な能力だ。
ただ、筆者は今のような変化が多い時代は、特にこれらの能力は重要になると考える。
変化の多い時代は、何が正解か誰も分からず、進むべき方向を自分で決めてやり抜く必要があるからだ。

また、将来AIの発達で大半の労働の価値がなくなってしまうといわれている。今ある仕事もAIに置き換わってしまうということだ。
人間がやるより、安価で効率がよければAIが人にとって代わるのは自然な流れになる。そうするとベーシックインカムを導入され、働かなくても、衣食住が保証されているという状況になる可能性がある。
マズローの欲求5段階説があるが、ベーシックインカムによって下部の欲求が満たされやすい状況になる。よって、より高度な欲求を今の子は求めるようになるのではないか。
これまで以上に何に向かって頑張ればよいかわからない状況にも陥りやすい。マズローの欲求5段階説の最上段は「自己実現の欲求」になるが、特に今後は、人生に目的や意義を持つことが重要になり、それが価値にもなる。
モンテッソーリ教育では、子供が興味を持ったこと(自分が好きなこと)を発見し、集中して取り組むということを重要視する。

子どもに生まれてきて良かった。と感じてもらえることは、親の最大の望みなのではないだろうか。
そのようなことを感じてもらうためには、子供が感じる満足感や達成感、自己肯定感が大切になる。
モンテッソーリ教育では、自らが関心を持った事に対して、自分で選択を行い、行動し満足感を得て自己肯定感を上げるということを繰り返す。

特に0~3歳は、無意識的記憶といって覚える努力や意識なしに永久的な記憶として取り込むことができる。
この時期に感じた自己肯定感は、生涯残り続けるということだ。
そのため、この時期の成功体験は今後の自己肯定感上げるとういう点でも重要である。

以上の内容から、モンテッソーリ教育を採用するメリットをあげると

①    変化の時代には自分で進むべき道を決める必要がある。モンテッソーリ教育はそれに必要な「自立」「自律」の力を育むという点
②    自己実現の欲求を満たすために必要な、興味をもったことにトコトン取り組む力を育める点。
③    自己肯定感を育める点。

モンテッソーリ教育を取り入れるメリットは、当然これだけでは無いと思いますが、一例として読んでいただければと思います。


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