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メンタルヘルス・カウンセリングに関する言葉のイメージについて考えてみた

こんにちは。
オンラインカウンセリングサービス「うららか相談室」マーケティングディレクターの うえの もとき です。

今日は「精神疾患」など、メンタルヘルス・カウンセリング関連で使われる「言葉」について考えていきたいと思います。

「精神疾患」も「カウンセリング」も、名前にこだわるとイメージに左右されてしまう場合があります。少しでも前向きにとらえるために、自分の中でそれぞれの「呼び方」を変えてみるということを、1つの考え方としてご提案させてください。

◆ うえの もときlうららか相談室運営スタッフ
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「精神疾患」という言葉について


突然ですが、

「精神疾患」

という言葉は、少し字面が強い感じがしませんか?

個人的には、うつ病や統合失調症の場合、緊急性が高いものもあるため、あえて「精神疾患」と括ることもあるのですが、基本的に他の診断名や症状を括るときには「こころの病」「こころの不調」「メンタル不調」と呼ぶようにしています。
もしかすると、どこかで定義されていたりするのかもしれませんが、「不調」であれば、

・症状の傾向を指すもの
・当てはまる診断名がないもの

にも使えるので適切だと思っています。

※もっと極端に言うと、個人的には「精神的に病んでいる」「こころが病んでいる」でもいいのではないかなと思うのですが、これだとあまりに口語調で、からかって使われるようなこともあるため、控えるようにしています。

ラベリング効果の懸念


このような言い回しを使っている一番の理由は、「精神疾患」という言葉にラベリング効果のようなものが発生するのではないかと考えているからです。

よく使われるラベリング効果ですが、

「あなたは○○です。」というラベルを張ると、その人が○○でなくても、○○に近づくような行動が見られる傾向

のことをいいます。

つまり、「自分は精神疾患だ」「精神障害かもしれない」と思うのと、「自分はメンタル不調だ」「こころの病かもしれない」と考えるのとで、その人の行動や気の持ち方が変わるのではないかという仮説です。
実験したわけではないので確証は持てませんが、「精神」「患」「害」という字が入っていないだけで、少なからず本人にとって「気の重み」が違うのではないかなと考えています。

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「カウンセリング」という言葉について


まだまだカウンセリングといえば「重い症状を抱えている人が行くもの」というイメージを持っている人も多いと思います。
「カウンセリング=心療内科」と思っている人もいるのではないでしょうか。(少なくとも、学生時代の僕はあまりその辺りを気にしたことはありませんでした)

カウンセリングは本来、気軽にどんな悩みでも相談できる場所であってほしいのですが、イメージによってハードルが高くなってしまっているのかなと思います。
僕は今や「カウンセリング」というと、つらい気持ちを抱える人から、前向きな気持ちで受ける人まで様々な人が利用するというイメージを持っていますが、やはりどこかネガティブなニュアンスを感じてしまう人がいるのはまだ仕方がないかもしれません。

そこで、「カウンセリング」という言葉にどうしてもマイナスなイメージをぬぐいきれない場合には、「カウンセリング」に行くと思わずに「専門家に相談」に行くと思うようにすることを提案します。そうすれば少し気持ちが楽に感じるのではないでしょうか?
また、「気持ちを整理したいため」「自己実現のため」「生活習慣管理のため」などでカウンセリングを利用する人も多くいます。その場合には、「こころのメンテナンス」「こころの健康診断」を受けるという考え方もおすすめです。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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