上野公園を散策しよう!〜中編〜
こんにちは!上野案内所です🙋♀️
前回の続きです😊
寛永寺
上野公園内の見どころを語る上で、寛永寺はとても重要です✨
おすすめスポットをお伝えする前に、少しばかり〈行楽地〉としての上野の始まりについて、お話しますね!
天海大僧正という人物をご存知でしょうか。
寛永寺を創建した天海大僧正には、江戸庶民のために『寛永寺境内を、関西の名所に見立てた行楽地として整備する構想』がありました。
このように、実在する名所をモデルにして建造物を作ることを「見立て」と言います。寛永寺は、京都の比叡山延暦寺がモデルとなっています。
これに対して徳川家側は、あくまで関係者のための寺にしたかったため、庶民が気軽に行き来できるこの構想には反対だったといいます。
しかし天海大僧正は私費をつぎ込み、協力者と整備を進めていきました。そのおかげで上野は、江戸一の行楽地として発展していったのです。
ここからは、現在に残る天海大僧正が見立てた見所を巡っていきましょう!💁♀️
上野大仏
上野公園内の桜どおり沿いから階段を登ると、上野大仏とパゴダ塔が見えてきます。
緑に包まれた景色が心地よいです☺️
こちらの大仏は、京都の大仏を模して造られました。もともと全身がありましたが、度重なる震災で頭部が何度か落ち、胴体部分は第二次世界大戦中の金属抽出のためにお顔だけが残りました。
このような背景から「これ以上落ちることはない」ということで合格大仏と呼ばれ、受験生の聖地となっています。
清水観音堂
清水観音堂は、京都の清水寺を模した舞台づくりのお堂です。ご本尊も清水寺から千手観音を迎えており、国の重要文化財に指定されています。
清水観音堂の舞台に立つと、歌川広重の浮世絵「名所江戸百景」にも描かれた月の松があります。
松の丸い部分を覗くと、向こうには弁天堂を臨むことができます。
舞台を見渡すと、『願い玉』と書かれた看板が。清水の舞台の下の丸い台にお手玉を投げ、上手く台の上にのれば願いが叶うと書いてあります。
『…やってみたい。👀』
というわけで、お手玉をゲットしました‼️🙋♀️
(寺務所にて購入できます。)
真剣に投げてみた結果、
5個中4個は肉眼で確認できない場外へ、1個(台の近くに落ちている青いお手玉)は惜しくも台に乗らずでした…残念😂💦
ちょっとした運試しにおすすめです♪
不忍弁天堂
清水観音堂から不忍弁天堂に移動します。
人々の憩いの場となっている不忍池は琵琶湖に見立てられ、池に隣接する弁天堂は琵琶湖の竹生島をモデルにして建てられました。弁天堂のある位置にはもともと小さな 島があり、埋め立てて島を大きくしました。
創建当初の参拝客は舟で渡ってお参りし、橋がかかったのは江戸時代中期と言われています。
堂内には、豊臣秀吉公が大切にしていたという大黒天が祀られており、様々な戦火を免れて現存しています。
弁天堂の周辺には、めがね石碑やフグ供養の石碑などユニークな石碑が見られますので、ぜひ探してみてくださいね!👓
後編へ続く♪🙋♀️