これから増えていくウェビナーについて思ったこと
ウェビナー(Web上のセミナー)がすごく増えてる。少なくとも僕が仕事しているデジタルマーケティング界隈では、めちゃくちゃ増えている。
おそらく、これからもっと増える。うちの会社でも企画は進行中で先週にZoomのウェビナープランのアカウントとった。
今後いろいろな業種でのウェビナーが増えていって、セミナーは基本的にウェビナーが中心になる。セミナーって単語のほうが珍しくなるかもしれない。
ウェビナーは、ウェブとセミナーを組み合わせた造語であり、Webセミナーやオンラインセミナーとも呼ばれる。インターネット上で行なわれるセミナーそのもの、もしくはインターネット上でのセミナーを実施するためのツールを指す。( ウィキペディアから引用)
いくつかウェビナーに視聴者として参加して、今、思ったことをまとめてみました。
ウェビナーのメリット
・場所の確保が楽
・参加者の所在地が関係ない(参加しやすい)
・集客がしやすい
・メモしやすい
場所の確保が楽
今までは人が集まる物理的な空間が必要だった。会場確保が大変だった。参加者が多ければ多いほどリスクが高かった。
ウェビナーなら配信する部屋とパソコンがあればすぐに開催できる。
会場確保に必要だった場所探し、会場に合わせた集客、スケジュール調整などが不要。開催する数ヶ月前から準備が必要だったけどウェビナーなら当日開催も可能。
会場調整にかかる時間(労力)と費用がないのは開催側にとって1番のメリットだと思う。
参加者の所在地が関係ない
オンラインなのでどこからでも参加できる。昔は面白そうだけどスタートに間に合わないから参加無理だなとか、移動面倒くさいからべつにいいかな、と思うことが多々あったけど、ウェビナーなら自宅などから参加できる。
移動の時間と心理的障壁がなくなった。気軽に参加できるようになったのは参加者(視聴者)にとってメリットだと思う。
集客がしやすい
参加の心理的障壁が減ったことで気軽に参加してもらえる。集客がとても簡単になった。あっという間に100人以上集まるようなウェビナーが増えた気がする。集客にかかるコストとリスクがなくなったことは開催側には大きなメリットだと思う。
メモしやすい
昔はセミナーのスライドをスマホで写真撮ったりしていたけど、今だと画面をキャプチャするだけなので楽になった。写真撮影するときに前の人の頭が邪魔になったりすることがない。
パソコンが起動しているのでメモがデジタルで保管できる。リアルのセミナーの場合はノートPC広げてメモ取ることもあったけど、イスだけしかないセミナー会場とかだと何気に面倒だった。ウェビナーなら最初からPC使っているのでその煩わしさがないのはありがたい。デスクもあるし、メモのとりやすさは参加者(視聴者)にとってメリットだと思う。
これからのウェビナー
・時間にとらわれない開催
・SNSの活用
・セミナーの付加価値
・小規模開催
・ちょっとだけ気になること
時間にとらわれない開催
場所だけでなく時間も今までの考え方を変えられると思った。ウェビナーな参加者側の状態が周り(ほかの参加者含む)に見えていないのでパジャマで聴いていても問題ない。
たから、通常は仕事してない時間、例えば深夜とかに開催するのもありだと思う。
夕方にウェビナーが開催されることがあるが、在宅ワークしているとその時間は勤務を終えて家事や子供の世話をしていたりする。
おそらく子育て中の人は夕方は忙しい。子供が寝たあとにようやく自分の時間が持てる人は多いと思う。
場所や服とか気にしなくていいのだから、夜中にウェビナー開催でもよいと思う。深夜の通販番組みるノリで見れたほうがテンションあがるかもしれない。
時間の概念はフラットにして考えてみてもよいと思う。おそらく朝のニュースじゃなくて朝のウェビナーを見るみたいな習慣ができるかもしれない。
早朝ウェビナーも増えそう。
SNSの活用
これまでもセミナーの実況とか感想とかをTwitterに投稿する人が多かった。スマホで早くタイピングできる人はよく実況投稿してくれていた。
僕はスマホでのタイピングよりPCのほうが早いので、PCでウェビナーみながらタイピングしてメモしてる。今後は自分用のメモだけじゃなくて実況をTwitterに投稿していく人は増えていくと思う。
今後のTwitterの設計・運用は大事になる。ハッシュタグとかは事前に用意しておいたほうがいいし、おそらく、ハッシュタグの事前用意(告知)は当たり前になっていく。
井戸端会議なウェビナー乱立
すごい勢いで多くのウェビナーが開催されているが、質がいいかと言われると疑問が残ります。井戸端会議を他人が聞いてるみたいなウェビナーが多い気がしてます。すぐに開催できるようになったことで事前準備に時間をかけずに開催しているものが多いのかもしれません。
「とりあえず開催しました。」みたいなウェビナーは今後も増えていくと思います。
しばらくは井戸端会議みたいなウェビナーが乱立していきますが、いずれはウェビナーの質もあがっていくと信じてます。有益な情報を提供していくという本来の価値を出せるウェビナーが残っていくのではないかなと思います。
小規模開催
通常のセミナー開催の場合は、ある程度の参加者の見込みがないとできなかった。
ウェビナーの場合は、参加者側は、他に誰がいるのかわからない。もしかしたら自分ひとりしか聞いてないかもしれない。通常のセミナーだったら、自分一人しかいない状況は、参加者側にとって、だいぶキツイですが、ウェビナーの場合は1人でも気にならない。
開催側も人数を気にしなくてもいい。
今後は小規模で気軽に開催されていくと思う。もしかしたら同じセミナーの内容を毎日開催するような企業も増えていくと思う。
Youtubeの限定公開とほぼ違いがないようなウェビナーが増えるような気もしてます。だからこそYoutubeとウェビナーとの差別化は、しっかりと考えないといけないと思う。
セミナーとの差別化
実際に集まるセミナーと集まる必要のないウェビナーの価値の差別化をどうするのか?実際に集まるからこその付加価値をセミナーは提供していかないといけないし、ウェビナーは気軽に開催できるフットワークの軽さだけでなく情報の価値をしっかりと出せることが大事になりそうだなと思った。
次はウェビナーを開催する立場になりそうなので、今月、来月に何回か開催したら、ウェビナーの開催側の視点でnoteにまとめようと思います。
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