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これからの動画マーケティングで流行りそうなこと

2020年は5Gになって動画がもっと流行るようになる。動画マーケティングが盛り上がると言われています。

動画は視聴時間が拘束されたり、見てるだけでアクション(インタラクション)がなかったりするデメリットがありましたが最近はデメリットを解決する色々なサービスがでてきてる。特にインタラクティブ動画は流行りそう。

動画が盛り上がることで廃刊が続いている雑誌の復活もあるんじゃないかと思ってます。

5Gをざっくり説明

5Gとは通信規格の名前です。今は4Gなので次が5G。何が変わるのかというと「たくさんのデータ量を高速であつかえるようになる」ということです。

Youtubeの再生するまでのローディングを待つことも、途中で動画が止まったり、接続が切れることもなくなります。画質がすごく良い動画が移動中に見られます。

5Gによって世の中どう変化していくのかを知りたい方は下記をどうぞ。個人的に下記が一番わかりやすかったです。

動画のメリット・デメリット

動画と静止画を比較した際の動画のメリット・デメリット。

メリット
早く深い没入感。イメージのしやすさ。情報量が多い。

デメリット
時間の制約。音の制約。インタラクション。制作の難易度。再生環境。

動画はいろいろなコンテンツと比べても情報量と没入感、わかりやすさは一番だと思います。ただ、制約となるデメリットがあります。

ただしデメリットを克服すれば動画としてのメリットをさらに発揮できるようになります。デメリットを克服できるようなサービスやマーケティング施策が今後、増えてくると思っています。

時間の制約

テキストは流し読みができますが、動画は基本的に再生速度を自分で制御することが難しいです。つまり時間拘束力が強い。途中だけ細切れに見て動画の内容を把握することは難しい。

ただ、最近は倍速再生でみる人が増えてるそうです。

倍速で見ても違和感のない長尺の動画づくりは今後意識したほうがよさそうです。もしくはできるだけ短く動画を作ることが大事になる。60分の動画だったら、10分×6本に分けるとか。短い時間でどれだけストーリーを入れ込めるか、構成スキルは今後もっと重要になりそう。

「俺の話は長い」は30分×2本のドラマでした。朝ドラは15分。今後もこういう短いドラマは増えてきそうです。

「俺の話は長い」すごく面白いのでおすすめです。続編期待してます。

音の制約

音声があったほうが没入感は強くなりますが、仕事中や通勤中など音声を再生できない場面は多くある。そういったときに音声に頼れないためコメントフォローやテキストで意味が分かるようにしないといけない。

短い動画は音声なし
長い動画の音声にはコメントフォローを入れる

動画の長さによって適宜選択していくことが大事になりそう。

音は静止画とは違う特徴でもあるので、音をうまく使った施策を考えることができれば他との差別化になりそう。
最近はワイヤレスイヤホンも普及してきているので、もっと音にこだわってもいいのかもしれない。

インタラクション

動画は通常は再生されているのを見ているだけ。できる操作は早送り、巻き戻し、停止くらいだった。ユーザーとの双方向性を実現させることは弱かった。

ただ最近はインタラクティブ動画というものが出てきた。動画の再生中にタップしたりクリックすることで動画が変化する。

ユーザー自身が動画の内容を操作、選択できるので、より没入感が強くなります。ECとの相性もよさそうです。条件分岐ができるので採用動画や機械の扱い方の説明など、よりわかりやすい動画が作れそうです。

より没入感を強めるためには効果的だと思います。ここでの説明より下記から実際の動画を見てもらえればインタラクティブ動画を実感できると思います。

Youtube上でもインタラクティブな仕掛けができるようになりそうな気はしてますが、それはだいぶ先かもしれません。

制作の難易度

スマホのおかげでだいぶ動画の撮影と簡単な編集は楽になりましたが、基本的には説明動画やインタビュー動画のような撮影動画のみです。ユーチューバーなどが作っている動画は基本的に、撮影して編集しただけの、撮影動画の部類です。

まだ制作が難しい動画
・高度な編集・演出が必要なドラマ
・アニメーション
・キャッチーな再生時間の短い動画

ドラマは撮影というよりも演者と脚本・演出の影響が大きいのでこれからもしばらくはプロが活躍していく分野だと思います。

アニメーションは徐々に素人でも作りやすくなってきてます。おそらく今後は個人レベルで高品質なショートムービーは増えてくると思います。漫画で説明するプロモーションが増えてきたように、アニメでのショートムービーのプロモーションサービスは今後増えてくると思います。

キャッチーな再生時間の短い動画はいろいろなサービスがでてきました。かなり高品質なサービスが多い印象です。実際、自分はリチカさんを利用させてもらっていますが、慣れると15分くらいで15秒くらいの品質の良い動画はさくっと作れる。広告などPDCAを早く回したいときにとても便利です。

再生環境(雑誌の復活)

5Gになって再生環境が良くなってスマホでもっと見やすくなります。5Gの影響でVRのデバイスも増えてくると思うので、そういう面では、動画に限りませんが、新しいデバイスでの見せ方を今から考えておくことは大事かもしれません。

といってもメガネ型のデバイスは数年は先かなーと思ってます。

コンタクト型も開発中みたいですが、ちょっと怖いですね。ショートしたりして失明とかしそうです。それならまだメガネ型のほうが安心。

メガネ型はまだまだですが、タブレットはもう少し普及してくると思ってます。電子雑誌のコンテンツに動画は増えてくるはず。特に女性のファッション誌はタブレットで閲覧するようになっていくと思ってます。静止画で洋服を見せるよりも着ているときの動きとか、後ろ側がどういう風になっているか見えたほうがいい。またそのままタッチしてECサイトで購入という流れも主流になりそうです。

雑誌は減っていっていますが、雑誌で培ってきた編集力は素晴らしいので、今後は紙ではなくタブレットデバイスで動画をうまく活用してこれまでの編集力を発揮していくといいなと期待しています。

紙は減ったほうが自然にも優しいですし、流通経路も確保しなくてもすぐ配信できますし。ユニクロあたりが動画をリッチにした電子カタログつくるような気もしてます。

最後に

5Gになることで通信環境がよくなりタブレットの普及もありそう。動画コンテンツをテレビではなくタブレットで見る機会は増えていくと思います。動画をどうマーケティングに活かすのか、トレンドをチェックしておこうと思います。

マーケティングの施策として動画のコンテンツは増えてくるとは思いますが、だからといって紙媒体などの他の媒体が衰退していくとは思いません。それぞれの特徴(メリット・デメリット)があるので、適宜選択できるようにバランスよく活用していきたい。

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