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時間管理の次は信用管理(クレジットマネジメント)

時間管理(タイムベースマネジメント)が当たり前の時代になる

大量生産、大量消費の時代が終わり、長く、たくさん働けばとりあえずオッケーの時代ではなくなったことで生産性の重要度が上がった。
その結果、時間管理(タイムベースマネジメント)という新しい考え方が注目されるようになってフレックスとかノー残業とか言われ始めた。

有限な時間をいかに有効に活用するか、どう時間を管理すべきかみたいなことに社会全体が取り組み始めた。上手く管理できてる会社や人が活躍しはじめた。
最近は、タイムベースマネジメントをみんなが出来るようになってきたから差別化できなくなってきた。今後はタイムベースマネジメントだけでは、競合優位性を保てなくなる時代がやってくる。できて当たり前みたいな時代になる。

信用がお金になりやすくなってきた

おそらく次は「信用管理(クレジットマネジメント)」が大事になってくる。

インターネットが整備されていきSNSが流行った結果、個人の影響力が強くなってきた。インフルエンサーと呼ばれる人達がすでに活躍しはじめている。個人や企業が信用を貯めていくことによって影響度が強くなっている。
クラウドファンディングは分かりやすい例で知らない人の信用をお金に変える仕組みだ。信用自体がお金になりやすくなってきている。ブランディングの要素として信用がだいぶ重要になってきた。信用を「管理すること」が意識し始められてきている。

「信用管理」は信用が得られるような良い行いを管理する(マネジメントする)という考え方です。良いことを管理して上手くプロモーションすることが重要。良い行いをしても誰にも気づかれなかったら意味がない。

行いを誇大に見せて騙すわけではなく、良い行いをそのままの状態で見える範囲を大きくする。これを戦略的にマネジメントすることが「信用管理」です。

人に褒められたくてやったわけではないから知られなくたっていい。という考え方は何も否定しません。ただ同じ良いことでも見られる範囲が違うことで何かしらの差がでるのならば差別化の要因になってしまう。この差別化によって企業や個人の価値が変わってくる。これからはそういう時代がやってくる。

信用の差別化は結果的にはお金という指標の差になる。お金儲けの為にやったわけではないからオッケーと言う考え方は、今は(今後は)ある意味、自己満足で独善的な考えです。
良い行いができるあなたがたくさんお金を持っていたらどうするか?きっと良いことにお金を使ってくれるでしょう。それを自己満足で放棄することは本当に良いことなのでしょうか?

信用を管理する大切さ

良い事を数値化するのは難しいですが説明のために数値化します。

良いことの単位をG(good)とします。
信用の単位をC(Credit)とします。

C=G×範囲(良いことを知った人)と定義します。
※本当はもっと複雑なんですが、とりあえずこれで。

① 100G×1人=100C
② 10G×10人=100C

どちらが良い行いでしたかと言われれば100Gの①ですが、信用はどちらが大きいですかと言われたら①と②は同じ100Cになります。

信用がお金に換金できるとしたらどちらも同じ額になります。そのお金をどちらも全額寄付したとしたら、結果として次の良いことは同じ大きさになります。

もし①の100Gを②と同じ10人に伝えることができたら?
100G×10人=1000Cです。それが同じようにお金に換金できて、それをそのまま寄付したら最初の10倍の差があります。最初の10倍の人に同じ額の寄付ができることになります。管理した方としない方どっちがいいですか?

こんな単純な計算ではないですが、信用をマネジメントする重要さは理解していただける気がします。(今回の例は範囲の話ですが数や大きさをマネジメントすることも大事。そこらへんはまた別途書く予定)

良いことが多くなる世界になったらいいな

良いことはたくさんの人に知られたほうがいいと思ってます。たくさんの人に知られるためには管理(マネジメント)しないといけない。これからは「信用管理」という考え方が個人のキャリアや企業のマーケティングで大事になってくる。

良い行いは多くの人に知ってもらって良い行いができる人がどんどん増えたり活躍する世の中になったら、世の中はもっと素敵になるんじゃないかと思ってます。

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