クリエイティブで食べていこうとすると失敗しそう
もともと何かを作ることが好きでした。という人は、世の中ほとんどなんじゃないかと子供と一緒にいると思う。子供は楽しそうに工作したり絵を描く。何かを自分の手で生み出していくのは、たぶん誰もが面白い。
自分が制作の仕事を離れて10年ちょっと経った。自分が働き始めたとき、まだ世の中的にもPhotoshopを扱う人はほとんどいなくて、写真の加工ができる人は周りにいなかった。画像のサイズを変えるだけでも喜ばれる時代。喜ばれるというかそれが仕事になってた時代でした。
今ではスマホで写真とって加工してSNSにアップするのは、ほぼ誰でもできる。動画を加工する人も多くなってきた。それも趣味で。仕事ではなく。
自分が働き始めたときだったら、今の写真加工や動画編集でたぶん生きていける。仕事になっていた。でも今では難しそう。
「好きを仕事にする」こと自体は間違ってないし、たぶん好きなことがない仕事を続けるのは辛いと思う。個人的にも好きを仕事にするのは大切なことだと思ってる。
ただ、誰かから感謝される、誰かに貢献することで対価を得る。それが仕事。自分が好きなことしているだけで対価がもらえるわけではない。そこを勘違いしてしまうと、クリエイティブができれば稼げるという思考になってしまい苦しくなる。
クリエイティブは貢献するための手段でしかない。貢献する相手が何を求めているのか、何に困っているのか?その解決をしないと仕事にならない。
何かを作れば対価をもらえるわけでもない。その何かを欲しがる人(必要としている人)がいてはじめて対価が発生する。
クリエイティブ力は他者との差別化にはなるが、それ自体には仕事としての価値を生み出しにくい。クリエイティブを使って価値をだすまでがセット。
もしクリエイティブで食べていこうと思うのなら、何を作ったかではなく、クリエイティブで何を解決したかまで説明しておくことが重要だと思う。
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