【自己紹介④】19年間の教員人生にピリオドを打つまで〜学級崩壊に出会う編〜
教員養成大学を卒業して、そのまま採用試験に一発合格…違和感を感じつつ、なんだかんだで19年間必死で小学校教員やってきました。…が、ついに2021年3月で退職します。
自己紹介を兼ねて、退職に至るまでの道のりを書かせてください。
今回は教員になって5年目辺り…の頃の体験を書きます。
①学級崩壊の足音を聞き分ける力
教員になって5年目で、初めての高学年担任に。
3クラス編成。
1組→ベテランの40代男性教員(学年主任)2組→わたし
3組→1年先に赴任していた先輩男性教員
5年生の間はなんとなくよかったけれど…6年生になってからなんとなく隣の若い男の先生のクラスが嫌〜な雰囲気に。
高学年になると思春期真っ盛りのオマセな女子が出てきます。一方で、まだまだ素直な塊の女子もいるし、単純明快な男子もおります。
そして、中学受験に向けてストレスを溜め込み、学校で発散させるタイプの子どももいます。
そんな雰囲気の中で、ちょっとしたボタンのかけ違いが、いつの間にか学級崩壊へとつながっていきます。
女子の嫌な感じのグループ化
↓
仲間外れ
↓
いじめ
↓
指導する担任に対する反抗・嫌悪感
↓
担任いじめ
子どもと教員のすれ違いって、いくつかポイントがある。
叱り方、注意の仕方、女子と男子への対応の差…
でも、
高学年女子✖️若手男性教員の怖さは…
何がポイントで嫌悪されるか分からないところ
匂いだったり
仕草だったり
話し方だったり
髪型、髪質だったり
そんなどうしようもないことで嫌悪されることもある。
子ども達の、ちょっとした変化や反応にいつもセンサーを働かせる
自分がどんなポジション、キャラクターで子どもに関わっていくのか明確にしておく
そして、自分にきちんと自信を持つ
学級崩壊はどこか遠くで起こっている出来事ではなく、すぐ隣で起こっている…。
そして、いつでも自分のクラスにも起こりうる出来事である…。
そんな風に思って、教員をやっていこうと思った。
②線路に飛び込みたくなる教員
その後…
担任の先生は、食欲がなくなり、眠れなくなり、無気力になり…ついには、
死にたくて、電車に飛び込みたくなる…
という状態に。
隣のクラスの子ども達のこととはいえ、見ていられない。
いじめられている子を救いたい…
嫌〜な雰囲気に呑まれて暗い顔の子ども達をなんとかしたい…
学年主任やら保健室の先生やら,ベテラン教員に相談して、
なんとかしましょうよ!!
って、訴えた。
とにかく、子ども達を救いたい!
と思ったのだけど。
周りの反応は違った…。
子どもには未来がある。教員を助けることが先
教員としてスタートした彼の人生は、ここで折れると取り返しがつかない。子どもの人生は卒業すれば、また違う居場所の中で生きていける…というようなことを言われました。
…そうなのか??
…教員は子どもを守る立場じゃないの???
全然納得出来なかったけど、私に出来る事は、隣のクラスのいじめられてる子や暗い顔の子達の話を聞いてあげることくらいだった。
経験を積んだ今ならまた違う働きかけをしたのだと思う。
でも、その時のベテラン教員のやり方は正しかったのかも知れない。
今でも、あの時に死にたくなった教員は、元気に教員をしている。
お互い違う地区に異動して、10年ぶりに会った彼は、なんだか自信に満ち溢れ、生き生きと教員をしていた。
学級崩壊が起きた時に、救うべきは
子どもなのか…
大人なのか…
答えが出ないまま教員を辞めることになりそうです。
書いていくと、ついつい長くなります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、今回行きつかなかった
結婚も妊娠もタイミングが命
をテーマに書きます!
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