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【自己紹介⑧】19年間の教員人生にピリオドを打つまで〜3年半の育休中に気づいたこと(前編)🌈〜

教員養成大学を卒業して、そのまま採用試験に一発合格……違和感を感じつつ、なんだかんだで19年間必死で小学校教員やってきました。……が、ついに2021年3月で退職します。

自己紹介を兼ねて、退職に至るまでの道のりを書かせてください。

今回は教員になってから6年半経ち、3年半の産休、育休中のことを書きます。

①正しい(?)家族計画 

私は3人兄弟なので、なんとなく3人以上は子どもが欲しいなぁ。3人って宣言したら、きっとそれより減るだろうから、4人!!ってことにしとこう……

という感じで、

子どもは4人欲しいです!

と宣言していました。

でも……育休中に、保育園に送り迎えをしながら産休・育休→復帰を体験している働くママさん達に出会って衝撃を受けました。

育休復帰明けの生活ぶりは、涙なしには聞けない……

子どもが病気をして思うように働けない😩😩

緊急のお迎え連絡頻発😓😓

旦那さんの協力は得られずワンオペ育児😡😡

お迎えまでのダッシュ💨からの夕飯準備😱😱

などなど。

聞けば聞くほど、壮絶

結論

これは……

これは続けて産まないと無理です

とてもじゃないけど、

送り迎えをしながら、
いつ熱を出してお迎えの電話がくるか不安になりながらクラス担任なんて、できませぬ

育休は、子どもが3歳になれるまで取れるので、育休中に第二子を出産して、次に第二子の育休中に第三子を出産して……

これしかない!!

というわけで、私は第一子の育休中に第二子を妊娠・出産しました。

この時は、さすがに教員の福利厚生のすばらしさを感じました。

何年休んでも、職場に戻れば必ずポジションが用意されているなんて、一般の会社ではないかも。

保育園の関係で、6ヶ月で仕事復帰したよ……という働くママも少なくない中で、なんの心配もなく、妊娠・出産を考えられるのは、公務員のいいところですね。

②専業主婦って、ごっつきついですぜ

育休中に、家庭に入って、本当にたくさんのことに気がつきました。

1. 家の中で、家事、育児をしていると休憩時間という概念がない


トイレに行って姿が見えなくなるだけで、
ギャン泣き😭
夜泣きも、もれなくセット😱
母は24時間営業!

2. 外の世界とのつながりがなくなり、社会から置いていかれた感が満載

話す相手がバブバブしか言いまへん!
歌のお兄さんや体操のお兄さんがかっこよく見えてくるミラクル💓

3. 一生懸命やっても評価されない虚しさ


「おおー、今日の掃除機のかけ方、実にすばらしい。天才的!!」

なんて褒めてくれる人は……おりません。

「お皿洗いをさせたら世界一!よっ、天才㊗️」

とかも言われません。

やって当然……
と思われている仕事をこなす。

掃除機は、朝かけても夕方には、もうホコリが溜まってたりする💨

しかも、小さな子どものお世話をしながら家事をこなす。

全く計画通りにはできない

思い通りにならない

そして、特に評価もされない。

教員として働いていると、

子ども達のために働いているという、社会に貢献している満足感を得られる。

子ども達や保護者
から、

「先生ありがとう😊」の言葉ももらえる。

いい仕事すれば、

「すごい!💮」と同僚から評価される。

でも、主婦は……

自分が頑張ったことへの評価が得られにくい

自分が評価されていることを感じにくい

専業主婦のみなさんに対するリスペクトが爆上がり⤴️⤴️⤴️

すごいよ、専業主婦!!!

すごいよ、世の中のお母さん!!!

だけど、

だからこそ、

我が子の評価が自分に対する評価

になってしまうことがあるんだなぁって

自分も含めて、そう思いました。

③子育て向いてないかも……

長女は、自己主張か激しく、かんしゃく持ちで、機嫌が悪くなると泣き叫んで、てこでも動かなくなるところがありました。

どうしてあげたらいいか分からなくて、

わたしも一緒に泣く

超絶イライラして娘に当たる

いつかんしゃくを起こすか分からなくてひたすらビクビクする

という日々でした。

寝かしつけたあと、寝顔を見ると本当にかわいくて、愛おしくて、

だいすきだよー、ごめんねー😭

となでまわしてましたが、子育てのうまくいかなさに毎日悩んでました。

他の子と比べて、なんでうちの子だけ育てにくいんだろう……

教員なのに子育て下手って思われてるんとちゃうかな

他の子や他の人に迷惑かけないようにせな


教員である自分の子どもは、他の人に迷惑をかけてはいけない……と考えて子育てをしてしまっていました。

さぞかし窮屈な思いを娘にさせていただろうと思います。

彼女のしたいことをしたいようにさせたらよかった……

周りの人の目なんて気にせず、のびのびとさせたらよかった……

今ならそう思えるのですが、当時は娘と2人でいることが辛かった

あまりのかんしゃくぶりに、

実家の母に、

「脳波に異常があると思うから検査に行ったほうがいい」

と言われるほど。

そして、あまりにも手がつけられないほどに泣き叫びパニックになる娘に困り果てて、地域の子育て相談センターにも電話をしたこともありました

そして、

今日こそ穏やかに過ごそうと決意した朝。

どの洋服を着るか……で、またかんしゃくを起こした娘を

絵本の角で叩いてしまった時、

「もう、復帰しよう」

と決めました。

家にいて、我が子と向き合っていることがそれほど辛かったです。

家の中に閉じこもって家事・育児に専念することに向いてなかった。

だから、仕事に逃げたのかしら

仕事に夢中になることで、子育てから逃げたのかもしれない。

④子育てに悩む保護者の気持ち

子育てに悩む保護者の気持ちに寄り添えるようになったのは娘のおかげです。

うまく育てられない自分を責めてしまう気持ち

子育てがうまくできない自分に自信を失う辛い気持ち

他の人の目が気になる憂鬱な気持ち

育てにくい子に対する理解がない人に対する怒り

いろいろな感情を乗り越えて、
子どもと向き合って、悩んで、
歩んできた長い道のりが、どの親子にもある

その歴史に対しての、絶対的なリスペクトを大事にしていこう……

そう決めて、仕事に復帰しました。

次回は、3年半の産休・育休が明けて、いよいよ3歳の娘、1歳の息子を保育園に入れて

職場へ復帰!!編

を書きたいと思います。

最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました😊

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