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読書の秋に、エシカルなしおりを探して📖

栞(しおり)がほしいなぁ。
見るたびにふわっとうれしくなるような、ステキなしおり。
そういえば、エシカルなしおりってどんなのがあるのかな?

ある秋の日、読書を愉しんでいたわたしはふとそう思い立ち、調べはじめた。間伐材を利用したものだとか、いくつかいい感じのものが見つかる。

よしよし、いいぞ。また今度、ちゃんと調べて気に入ったものを買おう。

そうして置いておいている間にも、今すぐしおりをさっと挟みたい…!そう感じる機会は増えてきて…

そういえば、机の引き出しの奥に、いくつかまとめていたような…?とりあえず今すぐ必要だし、しおりならなんでもいいや。

そんな「とりあえず」な気分で引っ張り出してみたところ、

こんなにいっぱいありました。
わぁ、びっくり〜。笑

半分は、子どもの頃にお土産やプレゼントでもらったもの。もう半分は、大人になってから旅先で買ったり、本屋さんや家族、友達にもらったりしたもので。

16枚中、自分で選んだのはなんとたったの2枚だけ。それも、旅先でお土産用に多めに買っておいたもの。

(右下)ポートランドで選んだ2枚
(左)ドイツで暮らしてた姉より
(右上)イギリス最古の本屋さん「Hatchars」でもらったもの。ものすっごく素敵だった…!

しおりって、なぜだかよくもらいますよね。本屋さん、旅行のお土産、美術館…軽くて薄くて小さくて、お値段もかわいくて、世界観を表現しやすい。確かにしおりって、ちょっとしたノベルティやお土産に最適なんだな。

こうして手持ちのしおりは、ほとんどが「いただきもの」であることがこの度めでたく判明。きっと、だからなのかな。「自分のしおり」としてなじみにくかったのかもしれない。

ちょっとお客さん的距離感だった、わたしのしおりたち。こうして改めて並べて眺めてみると、ひとつひとつに思い出があって、贈ってくれた人のなつかしい顔や、旅先の思い出が蘇って…

お父さんが買ってくれてうれしかったな
(右)いつぞやのオーストラリア土産
これをくれたのはだれだったか…
小学校の担任の先生…かな…?
お土産とか、修学旅行とか?
なぜか多い京都セレクション
物語やキャラクターとも親和性が高いよね

なんだ、わたし、けっこういいしおりたくさん持ってたんじゃん。マイしおりコレクションのイメージは、こうして大きくリニューアル。

「モノとして好き」もとても大事してることだけど、「思い出も含めてうれしくなる」、そんなしおりもステキかも。思い出ボックス→今を暮らす本棚へお引っ越しして、大事に使っていこうかね。

さて、「エシカルなしおり」とは。

この中に、「素材エシカル」なものは、多分ひとつもありません。

「チャリティ」
「工程エシカル」
「つくり手エシカル」
「環境エシカル」…

どれもない。しいて言えば、京都土産のしおりは「伝統工芸エシカル」だし、スヌーピーのはカレンダーの再利用だから「リユース」ではあるけれど。

言えるのは、「ロングライフエシカル」。長くは30年モノ。ありがとうの気持ちと一緒に、大切にとっておいたものたち。

「エシカルな」新しいものを買うばかりじゃなく、すでにあるものを「エシカルに」長く使っていく

それも負けず劣らず、大切な「エシカルな選択」。ならばこの子たちも、エシカルなしおりといえるのかもしれませんね。いやはや、灯台下暗し。

読書の秋。
長く一緒にいてくれた「エシカルなしおり」たちと、のんびり楽しもうと思います📖🌾


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info🌱ちょっと見つけたエシカルしおり
totte. 木製しおり
老舗印刷会社の近藤印刷さんが手掛けるオリジナルアイテム。国産の天然ヒノキに特殊技術で印刷をほどこされているそう。デザインもシンプルでかわいい。木の香りただよう読書時間、想像しただけで気持ちよさそう。

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