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【第32回】自己実現の完成形を、12歳の女の子が教えてくれた。

まなぶRADIOのアドリブを聴きながら、noteが読めます。↓

みなさんお疲れ様です!植木学です。
まなぶRADIO。

今日第32回のテーマは、「自己実現の完成形を、12歳の女の子が教えてくれた。」です。

先日、東京都町田市にある「Coffee and Bar Ivy」という喫茶店がめざましテレビに取材されていました。
そのお店を経営しているご夫婦の12歳の娘さんが、
中学高校を飛級して、バークリー音楽大学に世界最年少で合格したんですね。

10分程度の放送だったんですけど、そこから今回のテーマに至ったという背景があります。

今回はその番組をご覧いただいてから聞いていただければと思います。

彼女がなぜここまで飛び抜けることができたのか。それにはちゃんと理由があると感じました。

興味を育てる環境があった


彼女はもちろん小さい頃から音楽に触れられる環境に合ったのかなと思います。

でもこれは誰にでも当てはまることで、

「自分が興味のある世界に触れられる環境を整えることが、大切だ。」

ということを教えてくれていると思います。

自分は何がしたいのかを明確にした


これは母親の助言が大きかったのかなと思います。
何かがしたいと思った時、
それを実現するためには乗り越えられるハードルから乗り越えていくしかありません。

それを見える化していましたよね。自分は何歳にこうなる、っていうのを壁に貼っていました。
あそこまで最初からやっていたわけではないとは思います。
プレッシャーが強いと思うんですね。

でもハードルを超えるにしたがって、あれをするプレッシャーがちょうどよくなったんじゃないかなと思いました。

練習しなさいじゃなくて「だったら辞めなさい」


この母親の助言もすごいなと思いました。
練習しなさいは、相手に「させよう」としているわけで、
主体的に取り組む力にはならない
わけです。

それは、ハードルを乗り越える力をつけることが難しい。

その一方で、「だったら辞めなさい」は、自分と向き合うきっかけを与えているに過ぎません。

それで辞めていいこともあると思うし、続けるべきこともあります。
それを自問自答するためのきっかけを与えている。

しんどいけど続ける時には、
我慢と耐えるの違いを明確にする必要がある
んですね。
これはまなぶRADIOの第17回でお話しているので、よかったらそちらをご覧ください。

彼女は、きちんと「耐える」を選択できていると思います。

だから、耐えて耐えて耐え抜いてきたから、ここまで伸びれたんだなと。

泣きながらやっていたと話していましたが、それは自分のために耐えたということです。
我慢ではない
んですね。

内側から溢れ出てくるエネルギーを使って、耐え続けてきたんだと思います。

これが、自分のやりたいことをやり続けてきて、
どんどん高いハードルに上り詰めていく過程なんだ
と思います。

それをこういう形で見せてくれたのはとてもありがたいことだなと思いました。

両親が自分の生き方を貫いている


そしてこれすべてに言えますが、両親が本当にすごいんだと思いました。

両親の仲が悪いと、子供もうまく育たないものです。

うまくというのは、精神的にということです。
なにか天才的でも、いろいろ荒んでしまうものなんですね。

でもこの子は全然荒んでいない。
これは、両親が後悔なく生きられているからじゃないかなと思います。

それこそ、喫茶店を経営しているのは、やりたくてじゃないとやらないと思うんですね。
さらに場所調べたら町田駅の近くのいいところでした。

この自分の生き方を見つけて、それを貫いてきている、
それが子供にとってもとてもいいお手本
なんだと思います。

だから、周りの同い年の子達と比べる必要なんかないってわかってたと思うし、
とにかく自分のやりたいことをやり続けているだけなんだと思うんですね。

そんな話でした。

この子の成功体験は、この子にしかないものです。
もちろん真似はできません

でも、考え方は同じなんですよね。

自分の生き方を貫いていくことの大切さを身に染み込ませて、
そして自分のやりたいことをとにかく突き詰めていく。
そしてそれができる環境を整える。

これに尽きるのかなと思います。

もちろん、めちゃくちゃ難しいですよ。
僕だってそのために医者を辞めたんですから。
今お金なくてヒーヒー言っています。

でも、自分が決めた道なので後悔はないし、
これからも後悔なく生きていけるように自分の道を貫こうと思っています。


今日はそんなところ。
お付き合いくださりありがとうございました。

お便りはXのフォームよりお送りください。

それでは、また明日。

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