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2021年、読んでよかった本たち【ビジネス&エッセイなど】

2021年は、こんな本を読んだ。

この中で特に読んでよかった本をいくつか。

ビジネス編

  • 組織が変わる 宇田川元一

仕事がヤバイ状況になっていたときのこと。
なんであの人たちはちゃんと動いてくれないんだろう。
いや待てよ、ひょっとして私の方が変なのか。ここは黙ってスルーする力が必要なのか。。。
と半分泣きそうになりながら書店をさまよって歩いていた時に目にとまった一冊。
行き詰まりから一歩抜け出す方法」というサブタイトルを見て、すがるような思いで手に取った。

組織の慢性疾患
1 ゆっくりと悪化する
2 原因が特定できない
3 背後に潜んでいる
4 後回しにされがちである 
5 既存の解決策では太刀打ちできない
6 根治できない
組織が変わる


ムンクみたいに「ヒー」と叫ぶ。慢性疾患、まさにうちの職場。
この本は、”自分の見えている風景を変える”方法を伝えてくれている。なかなか実践できないけど、使ってみて損はないこと間違いなしだ。

  • 駆け出しマネージャーの成長論 中原淳

電車の中で何回も読んだ。
なんでうまくいかないんだろうとこの本を手に取ると、あ、書いてあったということが度々。
マネージャーになるとは、getting things done + through others(他者を通じて達成すること)だそうなのだが、ついつい手を出しすぎてしまう私にとっては、まさにバイブル。

小説・エッセイ編

  • ヘルシンキ 生活の練習 朴沙羅

めちゃおもろいエッセイ。子を育てること、母であること、フィンランドでは光らせることが大事などなど盛りだくさんのエピソード。
母である私はこの本みたいになりたいと思った。
関西弁も好き。折に触れ、読み返すだろうと思う本。

私は根気がないのを子どもの頃から気にしている。これが私の性格でないのなら、「根気がない」という「性質」は、単に「何かを続けるスキルに欠けている」ということになる。そしてそのスキルを身につける必要があると感じるなら、練習する機会を増やせばいいことになる。
ヘルシンキ 生活の練習
  • あしながおじさん ウェブスター

小学生以来に読んだけれど、想像以上に面白い。ジュディがかわいい。おてんばで、率直で、美しいものが好きな女の子。昔の私は、きっとこんな女の子になりたかったんだろうな。

わたし、真の幸福の秘訣を発見しました。それはいま、このときを生きることです!
あしながおじさん
  • 空をゆく巨人 川内有緒

宇宙の足元である大空で火薬を爆発させ、その光で空を駆け抜けていく巨人の足(ビックフット)を表現するものだ。巨人は、人間が戦争や諍いの結果としてつくった国境という壁を自由に超えていくシンボリックな存在として
登場する。
やりたいことをやらなければ、笑顔では死ねない。人生やりたいことをやろうーそしてもう一つ。人生に必要なのは希望と夢ーということだった。
私は信じるでもなく、信念でもない。I want to believeは、あくまでもパーソナルで、自分自身の心に発露がある。誰が信じなくても、自分は信じるという願いは、誰にも否定することはできない。
空をゆく巨人

ぐーっと本にひきこまれる。なかなか分厚いので「本を読んだ!」と感じさせてくれる本だ。私が生きていた時代に、こんな世界も動いていたのだなとびっくりする。自分もいつの間にか歴史の一部になっていた。

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