Iさん合格者体験記(特別区)

こんばんは。
上原です。

少し前回から期間は空きましたが、合格者体験記の続きを掲載していきます。

Iさんは特別区の試験で最終合格された方です。

論文に特に力を入れられていた印象もあります。

今の時期、多くの受験生から特別区についての対策を聞かれます。
その参考になると思いますのでぜひ読んでみてください。



Iさん合格者体験記(特別区)

一次試験

区政会館でコピーできる過去問は3.4周しました。予備校のテキストも回しつつ同時に行いました。
とにかく簡単な問題は落とさないように基礎を固めました。
数的処理がどうしても苦手だったため、過去10年分くらいの過去問しか解いてません。
ですが、資料解釈は載ってるもの(10年分とはいわず)はすべて解けるようにしました。
資料解釈は慣れが大事だと思うので、最初は時間がたくさんかかってしまうかもしれませんが、繰り返しやれば必ずできるようになります。
特別区は4問出るので、数的処理が苦手でも毎日めげずに勉強すると良いと思います。
政治学や社会学などは自分の言葉でテキストを見ながら説明しそれを録音していました。
その時に、声の抑揚をつけてリズミカルに覚え方なども一緒に話していました。
そうすることで覚えやすくなったと思います。歩きながら録音したものをきいたりしていました。
政治学、社会学、行政学以外の財政学や経営学も基本的な問題は手をつけるようにしていたのですが、本番ではあまり意味がなかったように思います。
特別区なら、そこは勉強しなくても問題ないと感じました。
民法は苦手な科目でした。
テキストにはあまり書き込まない方が良いといいますが、私は正文方で問題分に赤ペンで書き込みをし赤シートを使って勉強しました。
これをやることにより理解力が高まり、また電車など移動中にも気軽に勉強できました。
基本的には朝イチで数的処理をやり、文章理解と生物、地学などの教養科目を午前中にやるようにし、午後に論文と専門科目を勉強するようにしていました。
暗記科目は、間違えた問題は次の日のその科目をやる最初に解くようにしていました。
そして、またそこで間違えてしまったらその次の日に解くというようにしていました。
最初は、分野ごとに勉強していましたが、春頃からは1問ずつバラバラに解くようにしていました。
勉強はやった分を必ずノートに書くようにしていました。
そうすることで、これだけやったという自信になります。
問題集には日付を書くところがあると思うので必ずそこも書いておくべきだと思います。

論文は、テーマごとにまとめ実際に論文として書き、大学のキャリアセンターで添削を受けていました。
だいたい30テーマほどだったと思います。
あまり良くないのかとしれませんが、このテーマがでたらこの話を書くと決めていたので、暗記科目と同様に論文を読み上げ録音しきくようにしていました。


面接

一次試験の勉強をしているときから、勉強の合間に面接でどういう内容を話そうかメモにしておきました。
予備校ではなく、地元のハローワークや大学のキャリアセンターなどで何回も何回も人を変えて面接の練習をしました。
公務員は、オンライン面接というのは特別区の場合はなかったので、このようなご時世でしたがなるべく対面で練習するようにしていました。
話す内容をまとめるときは、ザーッとメモ書きに言いたいことを書き、そこからまとめていました。
最初から文章にするのは難しいと感じることもあると思います。
もし、特別区で気持ちが燃え尽きてしまったら民間企業を受けることをおすすめします。
特別区の本番前に実際の面接を経験できることはとても自分のためになります。
選考に進めれば、ちゃんと自分が話せているんだという自信にもなります。
事前に用意していた質問はどうしてもすらすら答えられてしまい、逆に咄嗟に考えないといけない場合はスピードが落ちてしまいます。
そのスピードの差はあまりないほうが良いと思うので、自分が思っているよりもゆっくり話すように意識していました。

試験を通して大変だったこと

公務員試験は、勉強範囲も広いですし、1年に本試験は1回しかありません。
今やっている勉強法が正しいかどうか分からずとても不安になりました。
特に、民間企業の説明会が始まる1月後半からは、民間の友人はひたすら説明会を受けてESを書いているのに、公務員試験を受ける自分は勉強することしかできずとても辛かったです。
ですが、それ以上に、一次試験、二次試験、そして区面接の合否を待つ時間が辛かったと今は思います。
その辛い時期を乗り越えるには、やるべきことはやったからもしダメでもしょうがないと思えるまで準備をしておくことが大事だと思います。

予備校に通ったから受かるとは言えないですし、予備校の授業やテキストが絶対ではないと思います。
今は、YouTubeでわかりやすい解説動画を上げてくださる方もいます。
もし、予備校の授業やテキストで合わないなと感じたら他を当たってみるのも手だと思います。
私も実際に予備校でもらったもの以外の参考書を使った科目もあります。


メッセージ

公務員試験は長くとても辛いと思いますが、実際に合格通知をいただくととっても嬉しいです。
私も公務員を目指す前は先輩たちの話を聞いて、自分にできるわけないなと思っていましたが、できました!私にもできるんだ!!という自信になりました。
勉強でいっぱいいっぱいになってしまうと思いますが、時には息抜きをしながら進めていけると良いと思います。
SNSには、進捗などをあげている方もいて焦ってしまうこともあるかもしれませんが、自分のペースで進めていければ大丈夫です◎
勉強をして進めていく中で、これってやったほうがいいのかな?と気になることも出てくると思います。
そう思ったらやるべきだと私は思います。
少しの不安も積み重なると大きな不安になりますし、実際にあとでやっておけば良かったとなるのはもったいないです。
公務員を目指すみなさん全員が不安を抱えていると思います。今できることを最大限にやり、最後まで粘り強く頑張って下さい。このお話が少しでも受験生の方のお力になれれば嬉しいです。


以上です。

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