見出し画像

日向徹の生態

(日曜なので軽く)

現在、フジテレビ系深夜枠で「リッチマン、プアウーマン」というドラマが再放送されています。関東圏だけでしょうか?懐かしく拝見しました。

このドラマは小栗旬演じる日向徹(ひゅうがとおる)がイケメンの天才エンジニア役で、大手通信会社に勤める井浦新演じる朝比奈恒介と一緒に「NEXT INNOVATION」という会社を設立し、時価総額3000億円まで成長させた頃に、東大出身で就職難の洗礼を浴びている石原さとみ演じる夏井真琴に出会うところから始まります。

この日向徹の「エンジニア兼経営者としての苦悩」が共感部分が多すぎて当時は毎週楽しみに見ていました。(イケメン部分とハイセンスな部分と天才部分など自分には持ち合わせてない部分で共感できない部分も多々ありましたが)

今日はその共感部分にスポットを当ててみたいと思います。

エンジニアとしての生態

これが笑えるほどに細かく描かれてました。

まずは座り方。

エンジニアは基本、普通に座りません。

腰を浅く、斜めに真っ直ぐになるような態勢でプログラムを組んでいます。(通称サブマリンと言います。「座り方 サブマリン」で検索してみてください)

この時はどちらかというと脳みそにあるソースコードは一通り入力し終えて、あとは淡々とコーディングしている時の姿勢です。

長時間入力作業をした後なので腰も首も目も疲れてこの態勢になってます。

ちなみにこの態勢のときは淡々とコーディングしているので、話しかけられても大丈夫です。どちらかというと、この姿勢のときに話しかけて欲しいです。

そして、前傾姿勢になるシーンが何度か出てきます。これも腰は浅いのですが、顔は画面に近づけてひたすらコーディングしています。

この時はソースコードが頭に何万行と浮かんできて、ひたすらそれを打ち込んでいる「ハイ」な状況(私の言うところの「神様が降りてきた状況」)です。

この時は絶対に話しかけないでください。電話もかけないでください。脳みそにあるものを忘れないように移している最中に別の話を持ち掛けられて忘れてしまうと超不機嫌になります。

あとは壁にアイデアを書いているとき、これは煮詰まってるときです。頭の中で糸が絡まってるときです。私はこういう時は同じように紙に書いたり、風呂に入ったりするようにしています。

他にもヘッドフォンしてるとき、これは音楽を聴いて集中したいのではありません。「話しかけるな」というアピールです。これを気にせずに話しかけてくる人とは「合わない」と勝手に決めつけます。

他にもいろいろ。エンジニアとしての日向徹が分かりすぎるくらいに分かる演出が多々ありました。

経営者としての生態

経営者としての苦悩もいくつか見ごたえありました。

ドラマの中で「1週間で納品していただきたい」というリクエストに対して「僕なら3日で出来る。…冗談です。2週間ください、お願いいたします」というシーンがあります。

ドラマの前半の方では「僕なら3日で出来る」で止まってました。それが後半ではこういうセリフに変わります。

おそらく彼なら本当に3日で出来ると思いますが、この瞬間、彼の中では「仲間を頼る」という選択肢が芽生えたのだと思います。こういう「自分でやったほうが早い」と思うことは経営をやっていたら何回も何回も何回も出てきます。でも、そこで自分がやってたら何も変わりません。成長しません。仲間を信じて「頼る」ということが今までできてなかったのが、後半で彼が変わった瞬間の1つでもあります。

おそらくこういう演出は経営者じゃなかったらあまり気づかないんじゃないでしょうか?こういう細かい演出が同じ立場ならものすごく共感できる、というシーンが多数あって、当時は結構楽しんで見てたものです。

まとめ

こういうエンジニアとか経営者の細かい生態の入るドラマ、大好きです。他にもあるようでしたら教えてください。

そして、今回もうすーーい内容ですみません。


というところで、今回はここまで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?