最近、嫌な人がいる。
その人は金で雇われているのかと思うほど嫌なことをいう。
この人を、とりあえずHさんとしておこう。
例えば、「今日は風がきついですね。」と僕がいう。
Hさん「きついってなんですか? 方言ですか?」という。
自分も、これが方言だと気づいていなかったのだが、そんな返し方じゃなくてもいいのになと思う。
全員が集まるのを待っている時間に「Hさん、最近調子どうですか?」と話を振ってみる。
Hさん「聞いてどうするんですか?」という。
コミュニケーションしたかっただけなのになと思う。
他にも、「◯◯のような企画ってどうですか?」とアイデアを出す。
Hさん、「それ、すでに考えたことありますんで。」という。
自分「そうなんですね!では、ジャンプしてこういうのはどうですか?」と返す。
Hさん、「他のをください」という。
誰かが、「ミーティングの連続で疲れましたね!」と和ませようとしてくれる。
間を空けず、Hさんが「スケジュールブロックしてないんですか?」と返す。
すこし場が凍りく。
僕はドラマ「大豆田とわこ」の三番目の夫シンシンを見ている気分になった。
仕事とモチベーションを関連づけると、昔お世話になった上司に説教されてしまいそうだが、ベースとなる信頼関係がないことには、いいものはつくれないと僕は考えている。それは、同じ目的に向かうエネルギーにブレーキをかけてしまうからだ。
コミュニケーションの不安要素があることによって、誰かが萎縮してしまうことがあれば、それは間違いなく機会損失になる。
そもそも、アイデアの良し悪しというのは、最終的に採用されたかどうかではい。
仮にとっぴすぎて、あっちを向いたアイデアだったとしても、そのアイデアがあったことによって生まれる気づきや、ど真ん中にならなくとも、個別のプロモーションで生きたりもするからだ。
できるならば、こういう人には出会いたくないものだが、ゼロにすることはできないし、離脱することもできない。
つまり、僕にはHさんを柔和にするという、裏ミッションが加わったのだ。仮の目標だが、ハロウィンでコスプレしてもらおうと考えている。
経過についてまた報告したいと思う。