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1型糖尿病⑨~入院16日目から退院へ~

この記事はわたくしうえこの、1型糖尿病発症前からのレポートです。
前の記事はこちらからどうぞ
1型糖尿病⑧~入院11~15日目試験外泊込み~

マガジンにもまとめたよ!
うえこの1型糖尿病(IDDM)レポート

昨日の記事にはいつもよりスキが多くついた。
といっても4人くらいだったけど。
ありがとうございます。

前回は試験外泊を含めた数日の話と、やっぱりポテトサラダはサラダじゃない、が強かったかな(笑)
今回は退院までの残り数日と、
入院時に必要だったもの、あって良かったもの、あったら良かったな、と思ったものを書けたらと思います。

入院16日目

早く退院させたいんだろうな、とひしひしと感じるのだ。
入院が初めてなので昔のことはよくわからないが、入院はお金もかかるし、最近はあまり入院させないらしい、というような話を聞いたことがある気がする。
保険も、入院保障だけじゃなくて通院保証も増えてきたよね。
もちろんこの入院に関しても、保険会社の担当者に連絡して、退院してから手続きをしたよ。

この日は土曜日でリハビリ室も開いてなかったので、朝食後は病院敷地内をせっせと歩いた。

ほけんのおはなし

保険といえば。
私もいい大人なので保険にはもちろん加入している。
親が契約していたものを引き継いだのだ。
年末調整に使うしね。
割と一般的な保証の保険だったので、所定の特定重度疾病になった時にもらえる保証には入っていなくて、ほんとに、一般的な。
惜しかった。
でもまあ入院保障で一時金15万円をもらえたので良かった。

人生何があるかわからないので、保険なんて知らん、なんて思ってる人は一般的なのでいいから入っておこう?な?
あと最近は自転車による事故も多いので、自転車保険とか、賠償責任保険とか入っておいたほうがいい。
自転車保険は義務化するしね。
お子さんいる方とかは賠償責任大事、子供は何をやらかすかわからないからね。

私が今加入してるのは一般的な生命保険と介護保険がセットになってるやつと、個人年金。
あと個人賠償と、クレジットカードのクレディセゾンで加入できる、外出先でスマホやカメラを破損した時に10万円まで保証してもらえる保険に入ってるよ。

それはさておき

2回めの試験外泊

今回も1回目の時同様、保護猫カフェのボラ仲間さんによる送迎が。
手厚い、ありがたい、感謝しかない。
この入院で感謝の心がどんどん養われる。
何なら保護猫カフェの常連さんからマステのイベントの、限定マステの差し入れまで関係者さん経由で頂いたくらいだ。
やはり人徳だろうか。
いや、人徳はそんなにない自覚はある。

2回めともなると慣れたもので、昼前に自宅へ送ってもらい、またコンビニのおにぎりを買い、今回はコンビニのおでんを食べた。
美味しかった。
おでんはいいな、野菜もタンパク質もある。
美味しいし。
食後は久しぶりの保護猫カフェへ遊びに行って夕方までだらだらしたりなど。
猫はいいぞ。

保護猫カフェといえば、コーヒー、ブラックで飲んでも良いと言われてから、お見舞いで保護猫カフェで販売しているドリップコーヒーをもらったりした。
飲み慣れた、少し濃い目のコーヒーだ。
病室にはもちろん湯を沸かす設備はないのだけど、マグカップと大きめの紙コップがあれば、ドリップコーヒーは飲めるのだ。
なぜならデイルームに電子レンジがある。
お茶が出る機械が置いてあるのだけど、緑茶と番茶だけ。

コーヒーを飲もう

材料
・電子レンジ
・マグカップ(紙コップでもOK)
・紙コップ
・ドリップコーヒー
・水
・ふきん(熱さ対策)

流しもあるので、まずマグカップにやや多めに水を入れる。
北海道は水道のお水が美味しいからいいよね。
本州在住の兄が帰省すると、まず最初に流しの水道から水を出して飲んで、
北海道の水道の水はうまい
といつも言う。
どんだけだ。

電子レンジに水の入ったマグカップをセット、2分ほどチンすると熱々のお湯となる。
紙コップの飲み口のところをちょっと折って、注ぎやすくしておく。
やけどに気をつけて、ふきんでマグカップを持って、紙コップにお湯を移す。
こぼさないようにシンク内に置くといいかも。
マグカップにドリップコーヒーをセット。
あとは紙コップのお湯を、折り目をつけた注ぎ口からちょっとずつドリップすれば、
美味しいコーヒーの出来上がり。

コーヒーをドリップで淹れる場合、細い注ぎ口のを使うじゃん?
欲しいなあと思いつつ入手できていないので、普段はもっぱら急須を使っている。
湯沸かしポットから直接ドリップに入れると、つい入れすぎてマグカップから溢れたりという経験はないだろうか?
私はある。
しかし一度、マグカップに飲みたい量のお湯プラス、カップ1センチほどのお湯をカップに注いで、それを急須に淹れるとどうだろうか。
絶対に溢れない。
あとドリップ中に他にお湯を使いたい人の列ができない。
会社にはだいたい来客にお茶を入れるための急須があると思うので、やってみて。

問題のない試験外泊

話は飛んだけど、2回めの試験外泊は順調だった。
そういえばこの日、病院では○○山フェスタというのが開かれており、病院の入口の前にテントが立ち、野菜の販売などがされていた。
大好きなズッキーニが安かったので買った。
余談だが医療センターは、病院の建物と、敷地への出入り口がすごく離れている。
すっごい離れてる。
リハビリ運動で歩きがいのある程度には離れてる。
その通路の両側は駐車場なんだけど、とんでもなく広い。
満車にはならなそうなくらい広い。
大きい病院はすごいな。

夕食後、やや高血糖だったので、21時頃に長めの散歩をしたくらいで、その日は終わった。
あっという間だった。

入院17日目

いよいよ退院間近なので、かなりの荷物を持ち帰った。
翌朝は8時頃に起き(やはり自宅ではダラダラと寝てしまう)、朝食後の散歩を兼ねて北海道神宮まで散歩をした。
そろそろ退院できるんですよ、とお参りの際に心のなかで呟いた。
大事になる前に病院に行けてよかったですと、なんとなくお礼もした。
退院後の生活が穏やかであるよう、祈った。
神宮はいい、なんか、色々いい。
境内を歩くとリスもいる。

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帰宅してまた保護猫カフェへ寄った。
うん、やっぱり猫はいいな。
頑張ろうっていう気持ちになる。
猫と戯れ、猫に癒され、コーヒーを飲んで帰宅し、同じボラ仲間さんに病院まで送ってもらった。

この日、暇をつぶすのに書いた落書きから作ったラインスタンプの申請がおりた。
もちねこにゃん
あと他にも色々有るし、退院後に作ったにゃんこと糖尿病スタンプもよろしくね。
この日は他のラインスタンプの申請もしたんだ。
後日ぶじ承認されたの。
保護猫カフェの看板猫のイラストスタンプ
I LOVE 政五郎!!
これはいい暇つぶしになったよ。
写真見ながら描いたから似てるはず。
売上は猫の保護活動費にあてられるからよろしくね!

入院18日目

この日、最後の糖尿病教室を迎えた。
一緒に受ける人も減った。
眼科で眼圧検査と、あと神経伝達伝導検査なるものを受けたのだが、ぴりぴりしていったいの💦

昼食後、2回目の試験外泊の報告をして再び栄養指導の先生と色々決めていく。
ケーキとかアイスとか、諦めなくて大丈夫
食べられますよ!と言われて嬉しかったよ。

1型の糖尿病の患者はスポーツ選手にもいるし、10万人に1~3人の確率で発症すると言われてるけど、
日本の人口は125,48万人いることを考えると、国内でも3000人はおるんでないかな。
知らんけどだいたい。
みんな頑張ろうね、だいたい3000人の同士たちよ!

そんなこんなで、最後の夜は更けていった。
夕食後に屋外の敷地内を散歩していたら、警備員?誘導員?いつも病院の前にいる紺色の制服のおじさんが声をかけてきた。
「もうすぐ退院なの?」
なんで分かるの???
リハビリで元気に外を散歩してるからだろうか?
「よかったね、おつかれさま!」
入院してお疲れ様と言われるのも変な気持ちだけど、2週間と少し、お世話になった。
ありがとう警備員さん。

19日目、祝退院

退院の日がきた。
朝食を済ませ、軽く散歩をし、うきうき、そわそわ。
リブレを覚えているだろうか?
装着して14日間、グルコース値(血糖値に近い数値)を測定し続けてくれたコレを、外す時が来た。
ちなみに入院時は、測定器はお医者さんが持っていて、私は普段は自由には見られなかった。
それはリブレプロ、という種類だったからだ。
ベリッと剥がされたんだけど、めっちゃ痛かった。
センサーは簡単には剥がれないように、粘着テープで固定されてたんだけど、粘着度が「強」だったんだろうな。
めっちゃ痛かった。

まあ、なんだ、
最後なので、ロマンスグレー先生と、女医先生と、眠たい先生をそれぞれ見つけて挨拶をした。
退院後は医療センターではなく、最初に受診した自宅近所のクリニックに通うのだ。
またなにか新たな病気にでもならない限り、医療センターには来ないだろう。
感慨深き。

この日は残念ながら、試験外泊の時に送迎してくれたボラ仲間さんは用事があるということで、この日はタクシーで帰ることにした。
会計を済ませて、外で利用者を待っているタクシーのところへ。
タクシーの運転手さんは察して、近づいてくる。
試験外泊で色々持ち帰ったはずなのに、持ち帰り忘れた傘や、なんか色々あり、荷物はそこそこあった。
あれやらこれやら、どうして試験外泊の時に持ち帰らなかったんだろう。
アホめ。

大きな荷物は2つくらいあったので、一度地面に置いた。
そしたら警備員さんがやってきて、車に乗せるのを手伝ってくれた。
優しいな。
そして警備員さんに見送られて、タクシーに乗り込む。
さようなら警備員さん
さようなら医療センター
そして看護師さん、先生たち、さようなら、さようなら。
タクシーの車内でほっと息を家路についたが、料金を払いタクシーを降りて、気づいた。
あっっっっ!!!
うっかりうえべえ、やらかした。
地面に置いたのは荷物だけではない、傘だ。
傘を地面に置いたままだ。
医療センターの、入り口の。

(´・ω・`)ガッカリ…

とりあえず荷物を部屋に運び、まずは近所のクリニックに行くことになっている。
医療センターで、検査した結果など、カルテの控え?的なものが入った封筒を携え、クリニックへと向かった。
フリースタイルリブレを装着することになった。
懐かしい石坂浩二似の先生は、相変わらずニコニコ明るくて、ホッとした。
「これから血糖コントロール頑張ろうね!」って。
しばらくは二週間おきに通院をすることになった。

さて、傘をどうするか。
病院に電話すると、忘れ物として預かってくれているそうだ。

タイムズカーシェア

2018年は、春からタイムズのカーシェアに登録しており、脱・ペーパードライバーを目指していた。
初夏には札幌から秩父別のバラ園を見に友人と行ったりもしたし、結構慣れてきていたほうだ。

よし、車で取りに行こう。
最寄りのカーシェアで車を予約したが、なんだか空模様が怪しい。
雨がふり始めていた。
少したじろいだけど、車の予約もしたし、駐車場へ急いだ。
傘がないので少し濡れた。

ほぼほぼ一本道で、すぐに到着。
雨が強くなってきて、風もごうごう鳴っていた。
つい先程、さよならを告げた医療センター。
もう午後の診療時間も過ぎていたので駐車場はすいていた。
よかった、まだ混んでる駐車場はあまり経験がなかったのだ。
警備員さんもない。

入り口のそばに車を止めて、夜間救急用の裏口から入り、そこでやっと傘をうけとった。
ヤレヤレだぜ。
まあまたタクシーで往復するよりは…

さて。

無事退院した。
この日は火曜日。
仕事復帰は木曜日からを予定していた。
さすがに退院翌日から仕事に行くのはしんどい気がしたので、上司と相談して決めていたのだ。

次は退院翌日以降の話を書いてこうと思う。
2018年、9月上旬と言えば、察しよう…

そういえば冒頭で入院時の持ち物など書こうと思ってたのに忘れてた。
次の記事で書けるだろうか?

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