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Holy Family「Airy Jane's Flying Carpet 」 隠れた名曲#2

この曲を聴くのは、朝。

最近はほぼリモートワーク。月2、3回出社日がある。
私の家は福岡市博多区の呉服町あたり。会社は、福岡市天神の大名あたり。
私の最寄りバス停まで徒歩10分、朝の混雑した時間帯はバスで会社の最寄り駅まで15分程度、バス停から会社まで徒歩5分。
時間に余裕がない時はバスで会社まで向かうが、早めに家を出た場合は、思い切って全部徒歩で会社に向かう。50分程度あれば、徒歩で会社までたどり着く。

そんな、徒歩で会社まで歩く選択をした時のお供になるのが、Holy Familyの「Airy Jane's Flying Carpet 」。

海外(スウェーデン)の曲なので、当然英詞。
英詞の歌にしては一言一言ゆっくり歌ってくれるので、歌詞も聞き取りやすいし、そんな複雑なことを言っているわけでもないので訳しやすい。
でも、訳さない。

なぜなら、私がこの曲で一番重要視しているのは、歌声でも歌詞でもないから。
最初の力強いイントロと、最後の大きく発散していくようなアウトロこそがこの曲の最重要な部分だと思っている。

いきなり叩きつけるようなイントロが耳に入ると、「起きろ!!!!」と叩き起こされたような感覚になり、一気に目が覚める。
歌詞部分の終盤ではしんみりとした静かな曲調になるが、いきなり切り替わって爆散するようなアウトロが始まる。その盛り上がりの中、曲の音量だけがフェードアウトし、曲終了に向かう。

そう、ちょうどこの部分。
このアウトロを聴くと、「そりゃあ生きてりゃいろいろあんべ。でも、でえじょうぶだ(大丈夫だ)。ヤケクソに生きな」と、背中を強く押されたような気分になる。

会社に向かって徒歩50分の道のりを歩く朝、この曲をイヤホンで聴いていると、自然と歩調が大股になり、背筋も伸びてくる。
いつも夜更かし、寝ぼけた頭の私を奮い立たせてくれるものは、きっと言葉ではない。そんなものが響いてくるほど、私の朝の脳は起きてはいない。
ビックリ箱のように、いきなり全力のメロディーにビリビリさせられることで、やっと私の脳は心は体は目を覚ます。
この時期、それに加えて朝の冷気がとても心地いい。
私は絶対に冬派閥。私を奮い立たせてくれる最高の組み合わせは、力強い音楽と冬の冷気。

明日も、この曲を聴きながら徒歩で通勤。頑張って行ってきます!!!

#私の勝負曲

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