嫌いな写真
中学時代、恥ずかしながら2回学校で涙を流したことがある。
1回目は中2の体育祭練習
2回目は中3の卒業間際
今回は2回目のことについて書いてみようと思う。
その日は卒業間近のホームルームだった
先生から一人ひとりものが渡されていく
確か保護者宛のプレゼント?だった
生徒の写真とメッセージがついた品物
中1の頃の写真がそれぞれ使われていた
私も受け取り開くと、ただでさえ嫌いだった写真の中でも、1番嫌で捨てた写真と同じものだった
みんなは入学式?付近でとった個人写真だったけど
何故か私のはなかった(と担任が教えてくれた)らしい
それで校外学習のフォトコンテスト用に適当に撮った写真が採用されたみたい
先生からしたら知ったこっちゃないし、私も泣くとは思わなかったが勝手に涙が出ていた
周りの子もそんなに?と驚きながらも声をかけてくれる優しい子が居てくれたが、その声に感謝する気も起きないほど悲しかった
先生もそんなに嫌だったのかといい、剥がす?と聞いてくれた
その品物を親に渡したのか記憶が定かではないが、
自分の中では一大事。
ただの写真なら、あーこんな事もあったかと見せ合うって笑えただろう。そして今なら同じ写真でも笑い飛ばし、泣いてる変なやつにはならなかっただろう。
でもその時には判断できないほどの
嫌いな写真だったのだ。
先生方も思い出になるようにと考えてくれただろうし、忙しい中時間もかけてくれていただろう
その中で中学3年にもなって泣いているやつになってしまい申し訳ない気持ち。
色んな思いを持つ人間だからこそ正解は無いのだが
もし、自分で写真を選べていたら
もし、写真じゃない飾りだったら
もに、事前にこういった物を作ると知っていたら
また少し変わったのではないか
言葉で表現せずに泣いてしまったことは大変幼稚であった。が、他にも心の中に思った子も少なからずいたかもしれない。
自身の経験から学んだ感情と
これから保育士となって行く立場の私にも出来ること、配慮することがあるのではないかとおもう。
色々なことを経験させてくれた中学時代だったので
本当に恵まれているとこの歳になってようやく思えた
その時の人達には届かないかもしれないが
ここで感謝したい