アスリートの疲労との関わり方とは?
こんにちは。
スポーツトレーナーの神田泰裕です!
前回は『コロナの夏への対策』に関して書かせていただきました。
まだご覧になられていない方は、是非こちらもご覧になってみてください!
さて、皆さんはアスリートの休養ってどのようなイメージがありますか?
例えば、アスリートはOFFの日でもトレーニングをしていたり、食事も常に栄養バランスが取れている食事を摂取し、毎日ストイックに自分を追い込むようなそういった印象を持たれている方も多いのではないのでしょうか?
もちろんそういった方法を実施している選手もいると思いますし、体重制限のある競技や競技特性によってあらゆる考え方や選択肢があると思います。
アスリートにとって、パフォーマンスを向上させるにはトレーニングと同じぐらい『リカバリー』は、重要なファクターになります。
リカバリーに関して以前の記事で、少し触れていると思いますので、今回は疲労に関して書いていきたいと思います。
(こちらの記事がリカバリー戦略に関して触れています!)↓↓↓
【リカバリー】は、スポーツ界において近年研究が進んでいる分野でもあります。
リカバリーは、アスリートが身体的疲労を回復させるといったイメージが多くの方にあると思いますが、
疲労の種類は大きく3種類があります。 ①【脳疲労】→試合後など緊張状態が継続された時に発生する思考や判断力などの頭の疲れ。 ②【精神的疲労】→チームでの立ち位置やプレッシャー、悩みごとなどストレスによる心の疲れ。 ③【身体的疲労】→運動によるエネルギー消費と疲労の蓄積による身体の疲れ。
リカバリーをする上で、これら3つの視点から考える必要があります。
私が選手と関わる時、スポーツトレーナーとして、これらの疲労の観点からOFFの日の過ごし方を選手と考えていくようにしています。
アスリートにとって、自宅→練習場→自宅という生活リズムの中、試合に向けて準備を進めていきます。
OFFの時に、あえてドライブなどで日常と違う場所を訪れたり、いつもと少し違う食事をとったり、友人らと時間を過ごす事で、少しの間ですが試合へのプレッシャーや緊張状態から精神的に開放される事でリラックス出来ることもあります。
こういった時間の使い方も、脳や精神的に回復するには重要な戦略となります。
脳や精神的に切り替える時間が少なすぎると、
・パフォーマンスの低下・怪我のリスクの増加・感情起伏が激しくなる・集中力散漫・睡眠障害・疲労感の増大
不適切なリカバリーは疲労の状態を深刻化させ、慢性疲労を引き起こしてしまう可能性があります。
慢性疲労の症状が長い間続くと、オーバートレーニング症候群となる可能性もあります。
これらのことはアスリートだけではなく学生やサラリーマン、主婦の方々にも当てはまると思います。
コロナの影響で、精神的な疲労や緊張状態が続いた事で脳が疲労し、思考力も低下している方も多いのではないのでしょうか。
もし、最近の自分が感情起伏が激しく、集中出来ない、寝つきが悪い、疲労感が大きい
など当てはまる要因が多い方は、まずは休養をとること、そして休養の取り方を工夫してみてください!