ドイツで産んで育てている
新生児子育てはマジで大変ですよね。妊娠で10ヶ月間のめまぐるしい体調の変化からの、出産で大怪我からの2ヶ月休み、休職からくるキャリア不安・・・もうストレスがかかる出来事のオンパレードですよね。
我が家も夫婦ともに右も左もわからない状態で子育てスタートしました。泣いてる原因を調べるためのスマホが手離せず、ベビーの寝かしつけがうまくいかない時は自分も一緒に泣くこともありました。それでもなんとかやれているのは産院スタッフに始まりドイツの医療従事者・保育従事者のみなさんの優しさのおかげです。
実はドイツという国はサービスの悪さで有名なんです。いやいや、日本と比べるからそういう意見がでるんだと思われるかもしれませんが、実際!!電車は遅れてくる、歯医者さんで予約しても1時間待たされる、郵便は高確率で紛失する、レストランの店員さんは無愛想なのにチップをねだってくる・・・あるあるを挙げるとキリがないです。
それに比べて産院のスタッフさんは、めちゃくちゃ忙しいはずなのにナースコールにすぐ駆けつけてくれるし、目を見て笑顔で喋ってくれるし、お産のときポジティブワード「大丈夫ですよ!」「上手ですよ!」を何度も浴びせてくれるので、初産でパニクっている私にとって女神のようでした。
なのでしんどいときは産院での明るい体験を思い出しすようにしています。
そのほか保育園の見学に行った時も、園長さんの熱意が伝わってきて子育てに前向きな気持ちになれました。若い男性の園長さんが目をキラキラさせながら子供主体の教育方針について説明してくれました。(モンテッソーリ式という方針らしいです)通りかかる子供たちの名前を全員覚えていて、楽しそうに話しかけていました。園のベランダから眺めるひろ〜い庭では、2〜6歳の子供たちが大人に見守られる中走り回って自由に遊んでいて、この園長さんは本当に教育にコミットしてる人だ。わたしもこんな風に子どもと接したい!と思いました。
道ゆく人もそうですが、ベビーを抱っこして歩く私たちに微笑みかけてくれる人の多いこと多いこと。「何歳なの?」「出産おめでとう」と言ってくれる人もいます。最近はベビーが微笑み返すこともあります。
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ドイツに住んでる人たちが国籍問わず子供に優しいのは、手厚い産後サポート※のおかげで子育てが嬉しい&応援しがいのあるライフイベントであるという共通認識が社会に浸透してるからとの印象を受けました。
(※婦人科と産院は保険適用、訪問産後サポートも、産後ヨガも、幼稚園も学校も無料)
ドイツで出産を経験できてよかったし助けてくれた人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。こうやって次の世代の子育てを助ける土壌がドイツでは育てられてるのかなとおもいました。
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