大人は賢くない
SPECというドラマがとても好きでした。
という話はさておき、今の20代のスペックは高いなぁと思うわけです。
今の、というのは自分が20代の頃どうだったか判断できないので、そう前置きしています。
よく感じるのは、アラサーの行動選択の上位には「周りの様子を伺う」があること。
長いし意見も出ないミーティング。
すぐ決めなければいけないのにドウゾドウゾ。
よくありますよね。
空気読む人は好きですが、意見が出ないと進まないし、借り物の言葉では意味がありません。
そんな気遣いや遠慮は無意味です。
一方、20代前半くらいの人が、声を発して場を打開する場面によく出会います。
彼らは空気を読んでいない訳ではなく、考えが浅い訳でもなく、考えて判断して行動するまでのスピードが早いのです。
迷いや無駄な遠慮も無いので、あまりにも見当違いでない限り、なんだか清々しく感じます。
ITネイティブ世代は、無意識で新しい物を取り入れたり、エラーしたらやり直して目的を果たすクセがついている気がします。
アプリなどのツールも、流行の物は使ってみて、自分に合うかどうかの感覚を確かめ、溢れる情報を鑑みて判断します。
そして、素直です。
自分のためになりそうなことは受け入れ、試す。
そこそこの失敗は大したダメージにならないことを知っているような気がします。
歳を重ねると、否定された経験が蓄積される一方で、叱られることは減っていきます。
やらなくていいことはやらない、要領よくやることが得策、というマインドになりがちです。
きっとクリエイティブな領域にも、それは影響していると思うのです。
大人だからとか、キャリアがあるからといって、質が高い物を生み出せるかというと、必ずしもそうではない時代になりました。
いくつになっても、若者から学びながらキャリアを重ねる、バランス感覚を持つ大人になりたいと思います。
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