実力のなさを棚にあげちゃダメ

どうも。グレープフルーツはおじさんのワキの臭いがするから嫌いなガリバーです。

女子から結構な確率で怒られるけど、さーせん。


僕は起業家シンガーを名乗っていますが、それはつまりアーティストと経営の両方で価値を示していく覚悟でおらねばならぬと思っているんですね。

でもね、やっぱり高卒とか大卒、中卒もか、そのくらいから社会に出てお金を稼ぐプロ社会人の皆様と、アマチュア社会人のアラサーがビジネスで勝負するって難しい。

「明日からアフリカで生活します」ってくらい、初歩からのリスタート気分。

これに、スポーツの世界でもよく言われる「セカンドキャリア」問題も重なるんですね。

どういうことかっていうと、「プロだったがために、それ以外のことはできないというレッテルを貼られてしまう」という現象で、サッカー選手を「いや、サッカー以外できないっしょ」と思って見る偏見みたいなものです。

アマには「バイトや兼業で苦労して頑張ってただろうから、社会の一般的なことは一応わかってそうだよね」っていう。

これ本当にキツいんですよ。

僕は逆だと確信していて、その道でプロとしてちょっとでも結果を出したり、プロの土俵にカスりでもした人は、どんな道でも高いポテンシャルを発揮できるはずです。

向き不向きとかあるとしても、大抵の障害なら乗り越える集中力と努力できる能力を鍛え上げてきたからです。

あと、プロでも兼業やバイトしてる人の方が多いですからね。念のため。


とはいえ、社会では付け焼き刃の新しいノウハウではやっぱりすぐには太刀打ちできない。

僕は真けず嫌いなんで、色んな上場企業に契約社員で入ったり、受託したりして、なんとか食らいついて戦闘力を高めてきました。

それでも、おそらく社会人としては並くらいの能力なんです。

いやーすげーっすよ社会人。


これまでにいくつかのフェーズ(段階)があって、それはもう感覚的なことなのだけれども、アーティストとしての自分にしか突破できない壁があることを実感してきました。

そんな時、マリオがキノコ食ってデッカくなったりするようなもんで、いざという時に「プロアーティストとしての経験・実績・目線」がとてつもない効力を発揮してくれることがあるんですね。

企画の際のアイデア出し、チームや売上の管理、イベント現場の運営、表現の工夫、写真の撮り方など、企業で課題となることのほとんどが、実はアーティストが「創作のために日々目を光らせていること」「活動のために工夫していること」と共通していることが多いんです。

そのノウハウを分解して「社会人としての並の自分の能力」にプラスすることで、ワンランク上の能力を提供できているような気がします。

あと、「現役アーティストなんですね!応援します!」って言ってもらえる純粋なメリットも。これすごく嬉しい。


僕の活動の軸として「アーティストの社会的地位を上げる」を掲げていますが、そもそもは「自分のやってきたことが職業として社会に認知されないなんておかしいだろ!遊びでやってんじゃねーんだぞ!」っていう青臭いところから始まった活動。

どんなキレイごとや夢を語ろうが、「結局アーティストとしての実力はどうなんだよお前、おう?」って問いが、どこまでもついて回ります。

完全に別の世界でイチから積み上げるならまだしも、「音楽」「アーティスト」と関わる仕事に携わるなら、避けては通れないなと。

一聴して歌が下手だったら、曲がありきたりだったら、人は感動しませんし、いい話もそりゃあ来ませんよね。

それを棚にあげちゃダメじゃないですか?

「実力はあるのに」「頑張ってるのに」「才能あるのに」と本人や周りがいくら思っていても、「それってどの範囲の話よ?」ってことです。

実力があれば、結果は必ず出ます。

僕は年間400組以上のアーティストに会いますが、僕の知る限りでは、本当に実力があってどこからも声がかからないアーティストはいません。


数字とか、スキルとか、キャラとか、見た目とか、戦略とか、人付き合いとか、SNSとか、とにかく言い訳しないでやっていくことが、現代のアーティストには必要です。

どんなに頑張ってるつもりでも「つもり」を評価する人はいません。

経験していない人が外からヤンヤヤンヤ言う情報も、信用しちゃいけませんよ。


と。

社会人としても、アーティストとしても、実力を証明していかねばなーと肝に銘じて日々過ごしてきました。

そんな今、「アーティストとしての自分にしか突破できない壁」がまさに目の前にあります。

だから、アーティストとしても本格再始動します。

ゆったり運転してきましたが、この時代だからこそ、メジャーデビュー目指して、改めて攻めていきますのでよろしくお願いします。


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